未完の傑作SF『預言者ピッピ』 感想(ネタバレ)その後は?

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/A15j%2BpNVlrL.jpg

 

皆さんは『預言者ピッピ』という作品をご存知でしょうか?

未完ながら現代漫画の中でも屈指の傑作です。

しかしこの作品の存在を知らない方もいるでしょから、今回はSFの大傑作『預言者ピッピ』 をご紹介していきます。

 

 

預言者ピッピ はSF漫画 

f:id:ryocuu:20200505020957p:plain

(出典:『預言者ピッピ』)

 

『預言者ピッピ』 は超高性能AIが親友の少年を目の前で亡くしてから人類の破滅を「預言」しだして……というSF漫画で、1990年代の作品ながら、シンギュラリティ・人工知能・化学う・論理・宗教など哲学的など壮大すぎる世界観が広がっている作品です。

 

連載開始は1900年、現在2巻…

この『預言者ピッピ』異様に遅効性な作品としても有名な作品

雑誌「COMIC CUE」に連載されていたが、2003年から休刊になり事実上連載も止まっている状態でいつ続きが出るのか分からない状態となっている。

 

進行状況✅

1999年から連載開始

2007年に単行本1巻発売

2巻が2011年10月に発売

2020年現在でも3巻は出ていない状態 

 

 

2巻まででもまだまだ端が見えない程の壮大な物語とあっているので、読む人は未完で終わる可能性も考慮して読んで下さい。

何年かかってもいいから結末まで見届けたい

人類のために3巻を1日でも早く発売して頂きたい。

 

 

 

『預言者ピッピ』 のあらすじ、見所

 いよいよ『預言者ピッピ』 のあらすじや見所を紹介して言います。

ネタバレは極力避けていきますが、知りたくない方はご注意ください。

 

地震の発生を100%測定できるロボットが、ある兆しと親友の死によって人類の未来を見て、新人類の登場と近い将来の人類滅亡を預言し、悪魔へと変貌を遂げていきます。 

 

未来を予想するAI・高密度のSF 

f:id:ryocuu:20200505031212j:plain

(出典:『預言者ピッピ』)

 

災害から人を救うのがため作られた、地震予測コンピュータの成れの果てはこう云った。「 つまり僕ら、人類の未来を全て計算し尽くしちゃったんだ 」

記者は問う「俺の未来が解るのか」

AIは応える「貴方は将来、自殺する」

 

地震予測のみに使われていたピッピの制限解除、死の再定義、近いうちの死を予測されそれを避けようとする人間等、徐々に明らかになっていく壮大で重厚なテーマ。

自分の想像が及ばないストーリー展開に、高密度すぎるSFの世界観で読者を殴っていく

 

ピッピの予言に従って、新聞記者が自殺するのを待ち望む人々を象徴するように、「ピッピが預言したから当たる」よりも、「ピッピが預言したから当たるとみなが信じることでそれが現実となる」っていうのが描かれており、的中する予言に人間は抗えるのか?を軸に、至る角度からアプローチしてスケール大きく、それでいてリアリティを崩さず、絵本のように読みやすく描いていている。

 

ロボットが題材のおすすめ漫画については下記記事を参照ください。

 

 現代で一番手塚治虫作品に近い作品

f:id:ryocuu:20200505031233j:plain

(出典:『預言者ピッピ』)

 

「自由意志」や「進化論」、「人工知能」「高位存在」などの哲学的題材をゴリゴリ語り、謎に謎を積み重ねて突き進むサイケSF

 

あらゆる分野を予想する“人工知能”。

人智を超えるものは、どうしようもなく怖い

しかしパンドラの箱を開けずにはいられないのが人類。

ホラー漫画とは全く種類の異なる恐怖感、手塚の「火の鳥」みたいな怖さが読後残る

知的好奇心を極限まで刺激する、手塚・藤子SF作品クラスの風格を感じるSF

 

 

『預言者ピッピ』 の作者とは?

 この作品に関するあらすじや見所の紹介を読んで、どのような感想を持ちましたでしょうか?

ここからは『預言者ピッピ』 の作者:地下沢中也先生についてご紹介していきます。

 

地下沢中也

地下沢中也さんは、1991年23歳で、ヤンマガの『パパと踊ろう』でデビュー。

スケベで困り者の父と、良識派だが壊れるとスゴい息子、悪魔の知恵と鋭いセンスを持つ妹の三人家族を描いたギャグ漫画は、単行本11巻にも及ぶ人気連載となり、深夜枠でアニメ化もされています。

 

地下沢中也さんはTwitter「@cari_buji_neji」を運営していて、今は変わっているが、以前はプロフィール欄に「預言者ピッピの続きも描きます」って書いてあったので本当に気長に待ついかない。

まあ地望んでいる読者も多いだろうし、これだけ巨大な才能と作品が埋もれてしまうのは勿体無いので、続報に期待していきたいです。

 

 

 

 

『預言者ピッピ』のあらすじや見所を解説していきました。

当記事の紹介を読んで興味を持った方は是非読んでみて下さい。

15年間でまだ2巻なので、追いかけやすいかと思います(笑)

SFが好きな人は読んで損がない作品です。