数学アレルギーが緩和される「数学ガール」感想/見所紹介│数学と仲良くなりたい人へのエール

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「数学ガール」という漫画をご存知でしょうか

読みもののようであり、数学的内容は本格的。数学が得意な方もそうでない方もお楽しめる、読み物としても数学の勉強としてもおすすめの作品です。

 

高校で既に数学を学んでる人に、数学の楽しさを知ってほしい。

というか、自分が中学の時にこの本に出会いたかった、そう思える漫画ですね。  

 

 

「数学ガール」とは!

 

「数学ガール」は、2008年から2009年にかけて雑誌『コミックフラッパー』に連載された、 結城浩の小説を原作とした作品。

 

数学の楽しさを教えてくれる作品は「はじめアルゴリズム」という漫画がありますが、こちらはドラマ性が重視されています。

 

「数式を使わず」とか「平易な数式で」とかを謳った本も多いですが、「数学ガール」は正面から数学をやって、 数学そのものの面白さを伝えてくれる漫画です。

 

作者:結城浩

教え方がうまい数学の本と言えば圧倒的な結城浩先生の『数学ガール』。

数学ガールだけでバッチリわかるというわけではなく、「数学ガール」は最初の一歩を助けてくれるので、先の本を読めるようになる。これがとても凄い

最初の一段を登れたらあとは自力で登れたりする。数学を楽しいと思える作品。

 

単語、文、文章全体、それぞれの階層で「読者にとって分かりやすくする方法」を考えると、具体的なやり方が見えてくる。

書き手の教え方としても素晴らしいアイディアを貰えます。

 

 

原作の「数学ガール」シリーズ

 

内容紹介☑

 

2002年から結城浩のWebで公開されてきた「数学ガール」。

本書は、三人の高校生が数学の問題に挑戦する物語。

題材は「素数」「絶対値」という基本的なものから

「フィボナッチ数列」「二項定理」、「無限級数」や「テイラー展開」、

「母関数」まで多岐にわたっています。

 

数学クイズが好きな一般の方から、理系の大学生、

社会人まで幅広い読者に楽しんでもらえる数学物語です。

数式が苦手でも大丈夫。登場する高校生自身も数式で悩み、ああでもない、こうでもないと読者と思いを共有します。 


引用:https://www.hyuki.com/girl/

 

 「数学ガール」シリーズは、中学生・高校生の仲間が数学にチャレンジする一連の物語です。『数学』を勉強の一環としてじゃなくて、物語を盛り上げる要素としてしっかり組み込んでおり、そこで扱っている数学は本格的で、数式もたくさん登場します。

多少アプローチは古いが、本格的に勉強しようとする際の第一歩にオススメです。

 

「数学ガール」のあらすじ

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(出典:『数学ガール』)

 

あらすじ☑

 

高校1年の春、入学式の後、「僕」は一人の少女に出会う。

少女・ミルカは挨拶の代わりに数列を唱え、「僕」はその数列の続きで返答した。

 

1年後、4月の終わりに「僕」はもう一人の少女に校門で手紙を渡される。

高校に入学して間もない少女・テトラの書いたその手紙の中身は、「僕」に数学を教えてもらいたいという内容のものだった。

 

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/数学ガール 

 

高校生の主人公と3人の少女達が、中学~大学レベルの数学に挑む青春物。

主人公達の進路や恋の悩みなども描かれるが、メインは数学の解説で、作中には大量の数式が使われる。「僕」と二人の少女が数学の問題を解くお話

 

あらすじだけではこの作品の魅力を伝えきれないので、見所をいくつか厳選して紹介していきます。

 

「数学ガール」の見所☑

興味ない人には全く響かない「数学」の世界を文系にも理解できそうに丁寧に描いていて、とても好感が持てます。

 

①対話式の「教書」

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(出典:『数学ガール』)

 

難解な問題を様々な手法で紆余曲折しながら、しかし確実に解いていくその過程を踏まえて、難しい問題を会話形式で解いていく感じがこの作品の最大の魅力。

 

タイトルに「数学」と入っているだけで敬遠してたのに読んでみると物凄く親切。

式を解いていく過程を一行ずつこうやって説明してくれる本はそうそう無い

数学を試行錯誤しながら解いていく過程が純粋に面白いのと、主人公の『教え方』と少女の『教わり方』がとても考えさせられます。

 

それぞれの登場人物が試行錯誤して解いていくバラバラの数式や図形が、少しずつ意味をつなげ、疑問をほどいていく「数学の面白さを」これ以上ない手法で伝えている

 

②数学という学問に真摯に向き合っている 

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(出典:『数学ガール』)

 

物語形式でありながら高校数学以上の本格的な数学に扱うというストーリー

難しいや用語で数式でお茶を濁すんじゃなくて、数学の根本的な大事な所をちゃんと語ってるのがとても好感が持てる作品。

 

数式が大量に出てくるが、高校生レベルの知識があれば、式展開が丁寧なので十分追っていける。

ある式を導くためにどのように理解されていくのか「登場人物の目を通して、登場人物と一緒に問題を解いていける本なので、かなり骨のある数学書

読むとこの作品が「教書」と呼ばれている所以がとても良く分かります。

 

 

 

まとめ▼

 

 


以上で「数学ガール」の紹介を終わりします。

こんなに面白く読み通せた数学の本は初めてでした、中高生に読んでもらうと、興味を持って学ぶきっかけになるかもしれません。

 

数式や数学に対するアレルギーも緩和されると思います。

エッセンスも満載なので受験を控えている高校生なんかには特に良いかも、読書好き数学苦手な人も騙されたと思って読んでみてください。

 

 

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