悪魔とシスターのバディ「クロノクルセイド」ネタバレ/感想│実に感動的なラスト

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「クロノクルセイド」というダークファンタジー漫画をご存知でしょうか⁉めちゃくちゃ面白いので是非読んで欲しい漫画です。

 

気になる内容は「バディ×ダークファンタジー」、「時間」を一つのテーマとしており、話が進むにつれて寿命が縮む恐怖のライブラリー

 

そして、この作品はラストこそ至高。

最後まで読んで物凄い評価の上がった作品です。

今回は、そんな「クロノクルセイド」のあらすじや登場人物や見所を僕の感想と合わせてご紹介していきます。

 

 

「クロノクルセイド」とは

 

「クロノクルセイド」とは、森山大輔さんによる大輔漫画です。

連載期間は『コミックドラゴン』にて1999年~2003年まで

単行本と完全版の2つがあり、どちらも全8巻、完全版にはエピローグが載っています。

 

作者の森山大輔さんについて

森山大輔先生は成人向けゲームのイラストレーターからラノベイラストレーターを経て一般誌の漫画家になった人

デッサン力がしっかりしてるから絵柄も安定していて、何とも言えない絶妙な表情など、シリアスもギャグも戦闘シーンの魅せ方も全て魅力的。

 

 

他にも面白い作品を世に出しているので興味があれば是非読んでみて下さい。

 

「ワールドエンブリオ」

 

あらすじ☑

 

少年が出会う怪奇現象。

「刃旗使い」と「棺守」の闘いに巻き込まれた天海陸の運命を導くモノは?夢とウソと真実……

 

「嘘」を題材とした漫画。

「たった一言の嘘」から始まる、亡くした幼馴染を取り戻す少年の物語。

 

携帯から流れる毒電波的なアレを聴いた人間は、異形の化物、"棺守"となって人を襲う、そんな棺守と戦う刃旗使いと呼ばれる人達…

変身して戦うバトル物であり、気持ち悪いレベルで練りこまれてる凄まじい数の伏線と物語の着地点を魅せる良作。

 

「ウソ」をつく表現が独特で、主人公が嘘をつくときは『』表示される秀逸な演出があるため、いわゆる神視点で見ることができるので、心情の変化や主人公の成長が分かりやすくなっている。

 

内容に関しては評価がまちまちだけど、最後まで読めば評価が変わるはず。

 

 

「クロノクルセイド」のあらすじと見所について▼

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(出典:『クロノクルセイド』)

 

ここからは、極力ネタバレを避けながら、「クロノクルセイド」のあらすじと見所について説明していきます。

 

あらすじ 

私の名は、シスター・ロゼット。

「マグダラ修道会」から来た者です。

 

そして、こちらは助手の、クロノ。

どうぞ、よろしく。

 

……という事で、ズダダダーンと……す、すげぇ、あのヒトたち、いったい何者? はい、迷える子羊に安寧を。

狼の牙にひとときの休息を。

 

そして、悪魔に死の鉄槌を…!

 

 

引用:https://booklive.jp/product/

 

20世紀のアメリカを舞台とした修道女と悪魔の物語。

悪魔に連れ去られた弟を取り戻すため、主人公のロゼットとクロノが米国を駆け巡る。

そしてダークファンタジーらしいシリアスな様相を顔を見せ、心臓えぐられるほど心情描写が素敵でとても泣ける作品です。

 

 「クロノクルセイド」の注目してほしい見所

王道ながら沢山の魅了が詰まった作品です。

 

①シスターと悪魔のバディ 

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(出典:『クロノクルセイド』)

 

人外×少女クロノ×ロゼットのコンビ

悪魔とシスターのバディで悪魔はシスターの寿命を対価に力を得て戦う。

突撃しがちなロゼ子を心優しい悪魔のクロノがツッコミ入れながらも支え合う、お互い足りないところを埋めるような二人の関係や葛藤がキモ。

 

②戦うほど削れるロゼッタの寿命

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(出典:『クロノクルセイド』)

 

バトルの度にシスターの寿命が減る設定と合わせて「時間」がテーマになっている。

 

「相棒の力の制御の解放=ロゼット(主人公)の寿命の消耗」という酷な状況でのコンビ

クロノという字面から想像出来る通り契約者の時間・寿命が磨り減っていく。

大事な大事な友人の命の時間(寿命)を喰らってでも、他でもないその子の悲願の為に前に進まなきゃいけないっていうクロノの悲痛な立場がすごい熱く感動的

 

ラスト 

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(出典:『クロノクルセイド』)

 

ラストの締め方が伝説となっている漫画。

レイヴのジークハルト級の「エモい」とか「尊い」という表現がぴったりのラスト…

普段は明るく振舞う彼女たちが背負う業は深く、契約により寿命を削り続けるシスター・ロゼットは30歳まで生きられないと自笑する。

それでも、彼女は笑い、目的のために足を止めない。そんな彼女が得る結末…

 

「寿命」という初期のテーマから目を背けずに描き切っていて、引き伸ばさずに全8巻

ラストに近づくに連れ読むのが辛くなるが、読み終わった時の余韻はなかなかに得難い。とにかく最後まで読んで欲しい、そんな作品。

 

魂が抜け殻になるタイプの“ハッピーエンド! 

 

 

あとがき▼

 

メイドさんに銃火器は世の常なら、シスターが銃をぶっ放すのは常識。

悪魔との契約の代償は寿命。孤児院の時間を止めて行方知れずになった弟を探す。

などなど、いろんな層に刺さると思う

 

全体を通して無駄な話は無かったと思わせる位に伏線回収が上手で、特に8巻の展開とエピローグがお見事。EDもおそらくベストな形であるので、原作を大きく改変してしまったアニメ版の最後を見て頭抱えた人にもオススメです。

 

世界観もたまらんし、結末もたまらんし、化け物みたいに面白い作品です。

是非読んでみて下さい。