『群青にサイレン』ネタバレ&感想レビュー!野球漫画の皮を被った思春期の男子高校生によるドロドロ漫画

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男子高校生の嫉妬や苦悩とかめっちゃドロドロの心情を描いた野球漫画『群青にサイレン』の感想・見所。 

 

キラキラ爽やかな野球漫画が多い中、スポーツは爽やかなだけじゃないんだ。

凡百な我々は表面しか見れないけど、そこには万百の思いが、苦しみが、とドロドロしたものを突きつけられる作品です。

 

それでは『群青にサイレン』のあらすじに、登場人物、見所を僕の感想を添えて紹介していくので最後までお付き合い下さい。

 

『群青にサイレン』のあらすじ 

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アニメ化してほしいマンガランキング2019で3位を受賞している人気作、『群青にサイレン』の設定やあらすじについて紹介していきます。

 

作品尾概要▼

  • ジャンル:野球・青春
  • 作者:桃栗みかん
  • 出版社:集英社
  • 掲載誌:月刊YOU→少年ジャンプ+
  • 巻数:既刊10巻(2019å¹´8月2日現在)

 

小さい頃野球を教えてあげた幼馴染にエースの座を奪われて、ふてくされ野球を辞めた主人公が、高校の野球部で幼馴染ろ再開し野球をまた始めるお話

 

主人公は投手から捕手への転向を命じられ、自分より優秀で嫌いながらも、幼馴染とバッテリーを組むことになる…

幼馴染に居場所を奪われた主人公が、奪われたものを取り返そうとする青春ストーリー

 

ストーリーについて▼

リトルリーグ時代、吉沢修二は同い年の従兄弟・空にエースの座を奪われ、自暴自棄になって野球を辞めた過去を持つ。

 

それから数年後、高校生となった2人は同じ高校野球部へ入り、修二は「空を見返す」と目論む。

 

しかし、その思惑はまたしても叶わず、修二は女房役に回されることになった。

 

心理描写が凄い『群青にサイレン』の主な登場人物

『群青にサイレン』では、嫉妬や葛藤、憧れなど、それを踏まえて少しずつ進んでいく登場人物たちが登場しるので、そんな彼ら一部ご紹介します。

 

吉沢 修二

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(出典:『群青にサイレン』)

 

幼少期キャッチャーとして活躍した父とバッテリー組むためにピッチャーを目指すが、小学生時代のトラウマから中学で野球から遠ざかってしまう。

高校でトラウマの原因である従兄弟の吉沢空に再会し、彼への対抗心から野球部の門を叩く

 

とても精神不安定(周りに気を使って浮き沈みが激しい)でとても人間らしい。

 

吉沢 空

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(出典:『群青にサイレン』)

 

入試トップ。野球部エース

玄石高校入学理由が『吉沢修二が行くから』

 

身長は157cmとかなり小柄で華奢な体型をしている美男子

最初修二に嫌われてたけど、本人あんま気づいてなくて、ぴょこぴょこ犬みたいについてくの可愛い、小柄で不利だけどそれでもめちゃめちゃ頑張ってる。魔性の少年。 

 

角ケ谷 尚志

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(出典:『群青にサイレン』)

 

眼鏡をかけていて人見知りな性格をしており、クールツンデレみたいな見た目なのにマジで性格が良い

 

中学生の時にクラスメイトだった吉沢修二と仲が良く、見れば見るほど吉沢のことを、本当に大事に思っているんだなというのが端々から伝わってくる。

 

ドロドロ『群青にサイレン』の見所について(ネタバレ含む)

熱血・努力・爽快……従来の野球漫画の概念を壊し続ける『群青にサイレン』には、これまでの野球漫画にはない見所がたくさんあります。

そんな数ある見所の中からおすすめのポイント絞って紹介していきます。

 

訳ありな登場人物

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(出典:『群青にサイレン』)

 

登場人物がそれぞれ重すぎる過去を背負っている人間臭いキャラばかり。

過去や背景がしっかり描かれていて、様々なトラウマエピソードを披露してくれるので、あなたが実際に遭ったトラウマもきっとある

 

主人公2人ですら、まともに会話できるようになるまでめっっっっちゃくちゃ時間かかったし、読者までも本当にしんどい。

 

緻密な心理描写

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(出典:『群青にサイレン』)

 

野球漫画だが、野球の話より人物のメンタル面の方が中心、細かい人間関係の心理描写が緻密、裏切り、嫉妬、後悔、喧嘩もう本当に人間の綺麗さと汚さが出てる

 

人が死なない進撃の巨人というほどに、何度も主人公が地獄に突き落とされては這い上がり、突き落とされまくる苦しみの連鎖に加え、ほぼ男しか出てこないのに本質は少女漫画的で、三角、四角関係へと拗れていて作者の細かく鋭い心理描写故の面白さがある

 

持たざる者が嫉妬や苦悩を煮詰めた感情に押しつぶされながら

思春期・ポジション争いの嫉妬や、こんな筈じゃない自分への苛立ちとか丁寧に描かれていて登場人物たちと一緒にとても苦しくな。

 

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(出典:『群青にサイレン』)

 

桃栗先生(いちご100%)の画力

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(出典:『群青にサイレン』)

 

作者は「いちご100%」の河下水希先生で以前より画面が整理されて読みやすいし絵も上手くなっている(と思います。)しさすがの一言。

 

作者特有の整った美形ぞろいのキャラが多いと、見分けがつかなくなる事態がおきるけど、群青にサイレンの少年達はみんな個性がありつつ綺麗に描かれている。

 

読めば読むほど桃栗先生の美麗とマッチした作品の世界観に引き込まれると思います

 

『群青にサイレン』はこんな人におすすめしたい

僕が読んできた野球モノの中で一番爽やかじゃない野球漫画…

執着と嫉妬をはじめ殺しきれない負の感情をじっくりコトコト煮込んで神画力で爽やか風味に描いたらこうなるのかと言った作品

 

スカッとするような野球の試合場面のほぼない野球漫画なので、いわゆる従来のスポコン爽やか野球漫画に飽きた人は是非読んでみて下さい。

 

 

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