ゴブリンすら倒せない『灰と幻想のグリムガル』弱小パーティーのリアルな異世界漫画のネタバレ/感想

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弱小パーティー『灰と幻想のグリムガル』リアルな異世界漫画のネタバレ感想

 

十文字青さんが描いた作品である『灰と幻想のグリムガル』は、ありふれた異世界モノとは違い、考えてみなかった視点や、ファンタジーと感じさせないくらいのリアリティーな表現で、"生きること"の定義みたいのを教えてくれる作品です。

 

読めば読むほどハマっていく『灰と幻想のグリムガル』のあらすじや、登場人物、作品の見所にいてご紹介していきます。

 

弱小パーティーの異世界転生<灰と幻想のグリムガル>のストーリー

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ゴブリンすら倒せない、ファンタジーRPGの結成直後の弱小パーティーをリアルな世界を演出する。『灰と幻想のグリムガル』のストーリーを紹介

 

作者や作品の概要について▼ 

  • 原作/原案:十文字青・白井鋭利
  • 作画:奥橋睦
  • 出版社:スクウェア・エニックス
  • 掲載誌:月刊ガンガンJOKER
  • 巻数:全3巻

 

RPGのような異世界グリムガルに迷い込んだ、名前以外の全ての記憶を失った少年少女たちが、異世界を生き延びる為に奮闘し成長していく生活感溢れる冒険ファンタジー。

十文字青によるライトノベルを原作として、2016年冬にはアニメ化もされた作品です。

 

ストーリーについて▼

「目覚めよ」という声を受けて目を覚ましたハルヒロは、自分がどこともしれない闇の中にいること、そして名前以外の何も思い出せないことに気付く。同じ境遇の12人が揃って外に出ると、そこは赤い月が照らす地「グリムガル」であった

 

やたら人間臭い『灰と幻想のグリムガル』の登場人物たち

表情が豊かで読者に臨場感を与えてくれる『灰と幻想のグリムガル』の登場人物をご紹介していきます。

 

ハルヒロ

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(出典:『灰と幻想のグリムガル』)

 

いわゆる凡人系な主人公

特に強いわけでもなく、チームリーダーだけどリーダー気質ではない控えめな性格

自分は凡人だと理解していながらも、「生きるため」に幾度の死線を越え、不格好ながら足掻き続けて成長していく様はとても魅力的で、主人公かっこいい

 

ランタ

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(出典:『灰と幻想のグリムガル』)

 

性格も言動も屑そのものの、主人公パーティーで一番の嫌われ者

主人公や女性陣からは本気で嫌われているが、理想と目的あり、自分が果たすべきを役割を理解し、お互いを信頼しているこのパーティーでは貴重なアクセル役

 

マナト

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(出典:『灰と幻想のグリムガル』)

 

パーティのまとめ役でありメ仲間を大切にしている頼れるリーダー

旧市街のゴブリンを狩っていた際に、ゴブリンの集団に襲われ、「俺は、みんなに仲間扱いしてもらえるような人間じゃない気がする」と言葉を残し、帰らぬ人となる。

 

モグゾー 

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(出典:『灰と幻想のグリムガル』)

 

戦闘で敵を引き付け盾役と、攻撃を両方受け持ち常に前衛として戦う

「頼りになるくま」と評され、器用で、扱いにくい大剣をうまく操ったり、起用で料理もでき温厚な性格だが、マジ切れするとめちゃくちゃ怖い

 

ユメ

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(出典:『灰と幻想のグリムガル』)

 

ほわほわした関西弁の明るく元気な癒し系キャラ

魅力的なキャラが多いが特に好きなキャラ、ちょっと怖い異世界の中でこんな天真爛漫な子が仲間にいたらそりゃ好きにもなるよ。10人衆の内の3人目

 

メリィ

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(出典:『灰と幻想のグリムガル』)

 

クールビューティー、ヒロイン力が圧倒的すぎるメリィ。

主人公をハルと呼び当然のように隣を歩くその姿は、ルックス、キャラ付けともに最強

 

見目麗しい完璧な美貌のヒロインだが、クールな性格で魅せ方が素晴らしく、他のキャラが束になってかかっても足下にも及ばないレベルのヒロイン力を魅せてくれる。

 

異世界で生きるために戦う『灰と幻想のグリムガル』

『灰と幻想のグリムガル』のストーリーはテンプレというレールから大いに外れ、冒険のプロセスを掘り下げていくとう、嵌まる人には堪らない作品です。生物の死の描写が生々しい異世界漫画の魅力を3つご紹介していきます。

 

もし、突然異世界転生したらこうなるんだなって… 

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(出典:『灰と幻想のグリムガル』)

 

『灰と幻想のグリムガル』は他の異世界転生(俺TUEEEではなく)作品とは違い、主人公たちは才能も運も持たない平凡な者たち、故に魅せてくれるストーリーがある。

 

現実社会をドライにリアルに反映させた殺伐とした世界を描き、凡人の寄せ集めの弱小パーティが主役で、その程度のレベルだから主要メンバーも結構死んでいく

 

突然異世界で目覚めて、特別な力も才能もなく、一日一日を必死で生きる。

もし、突然異世界転生したらこうなるんだなって… 妙にリアリティーを感じてしまう。

 

6人PTで必死に1匹のゴブリン殺すところから始まる

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(出典:『灰と幻想のグリムガル』)

 

ゴブリンを倒すのに1巻丸ごと使ったりしているのがこの漫画の特徴。

雑魚キャラだと思っていたゴブリンだって死にたくないから必死で、やられる前にやってやると思ってる、必死な生き物は強い。主人公たちも生活が懸かっているから必死。

 

一匹倒すにも体力を使うし、怪我もする。なのに得られるコインは少ない。

そんな泥臭い描写が面白い、ファンタジーの固定観念を逆手に取った作品。

 

ゴブリンの寝込みを襲うシーンは何とも言えない…


各話で一人一人のキャラクターの個性や、敵ゴブリンのことまで詳しく説明してくれて1話の命のやり取りをしてるんだ!!ってのがとても印象深い

 

低級だが2足歩行ゆえにゴブリンには怖さがあるんだよな… ▼

 

こんな世界だからこそ、別れや・成長があるのがポイント 

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(出典:『灰と幻想のグリムガル』)

 

先に述べたようにm異世界転生ならではの派手さ爽快感はありません

ゴブリンを倒すのにも苦戦していた6人が、スキルを身につけパーティーとしても成長していくが、悲劇や陰鬱にそれぞれがもがき苦しみ前へ進んでいく

 

人間関係やキャラの感情の変化、堅実な成長を等身大で描いていて感情移入せずにはいられない、そんなファンタジーなのでとても新鮮です。

 

『灰と幻想のグリムガル』にはこんな人におすすめ  

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(出典:『灰と幻想のグリムガル』)

 

異世界ファンタジーのジャンルに斬新な切り口で一石投じた異色作。

一般人が突然異世界に行ったらこうなるんだな…って感じ取れるリアルな作品です。

 

予想だにしなかった仲間の死や別れ、RPGの世界死の香りが漂う異世界でのシビアな日常を描いて、RPGの次のイベントが気になって先に進みたくなる感覚に近い昂揚感

常に死への恐怖を感じながら、どんな展開が待っているのかドキドキ

よくある異世界モノに飽きたら『灰と幻想のグリムガル』是非ご覧ください。