山と美味しそうな料理『山と食欲と私』27歳登山女子が山を堪能する漫画の感想/ネタバレ、見所紹介。

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山と美味しそうな料理!『山と食欲と私』27歳登山女子が山を堪能する漫画の感想

 

キャンプ飯の参考にもなるし、山も登りたいなぁーって気持ちにもなり、読んでて心が満たされ、腹は減る。「山テロ」「飯テロ」漫画となっています。

 

登山好きなら知っておきたい作品である『山と食欲と私』の見所、感想などをご紹介していくので、是非最後までご覧ください。

 

とにかく登山と飯が食いたくなる『山と食欲と私』の作品概要

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飯テロ要素だけでなく、”登山めし”を通して見える人間模様も魅力な『山と食欲と私』まずは、作者や作品の概要についてご紹介していきます。

 

作者や作品の概要について▼

  • ジャンル:登山・料理・グルメ漫画
  • 作者:信濃川日出雄
  • 出版社:新潮社
  • 掲載サイト:くらげバンチ
  • 巻数:既刊10巻(2019å¹´7月現在)

 

「山ガール」と呼ばれることを嫌い、単独登山女子を自称するヒロイン・日々野鮎美(27歳、会社員)が、登山をして山頂で食事をするエピソードを基本に、会社勤めの日常の人間関係や悩み、登山を通じて様々な登山者と出会うエピソードが描かれる。 

 

山ガールと呼ばれたくない単独登山女子のOL・鮎美、ストイックな登山ぶりと、道中で美味しいものを幸せそうに食べる姿が、ひたすら魅力的に描かれている作品

比較的コメディタッチながら、山登りのブログだったり紀行エッセイを読んでる感覚の作品です。

 

『山と食欲と私』の登場人物たち 

キャラ先行がありがちな昨今、物語ありきでキャラクターが絶妙に融合していて、何度も読める濃ゆい作品。もう大河ものにして孫の代ぐらいまで続いて欲しい

そんな『山と食欲と私』の登場人物を紹介していきます。

 

書いてる途中で、登場人物に動物の名前(特に女性はサヨリ、鮎、いるか、栄螺など海の生き物で統一)が入ってることに気付いた

 

日々野鮎美

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    (出典:『山と食欲と私』)  

 

日々野鮎美ちゃんは、年齢を気にして「山ガール」と呼ばれるのを嫌がる27歳のOL

単独登山女子で山でウンチクを一人語りしたり、仕事の休み時間に筋トレ・階段上り下り、アパートでオリジナル行動食を作って失敗したりするイケてる女の娘

 

ソロ登山中に主人公が自分の人生について考えたり、自問自答してるシーンが多いので、社会人女子が主人公やから学生主人公より同じ年代の方は余計に刺さると思う。

 

小松原鯉子

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    (出典:『山と食欲と私』)  

 

主人公である日々野鮎美と同じ会社に勤める先輩で、長身痩躯、長めのおかっぱ、細目、妙齢、関西弁が特徴、年増として描かれているが29歳である。

鮎美に登山の事を色々聞きながら勉強している登山初心者。

 

瀧サヨリ 

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(出典:『山と食欲と私』)  

 

瀧サヨリ は主人公と同じ会社に勤めている24歳。

前髪も眉毛も短く能面な印象深い顔立ちをしている。

何を聞いても「はい…」と答えるなど口数が少なく小柄。

高校時代は山岳部に所属いていて、会社のレクリエーションでは、使い込んだ靴や大鍋を持ってきたりと、かなり慣れている様子。

 

鷹桑秀平

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(出典:『山と食欲と私』)  

 

巻を追うごとに、鷹桑を好きになっていく、35歳、お一人様を極めた独身営業マン

 

山の上で昼食に野菜だけのチーズフォンデュを食べたり、知識がなくテントを使わず寝袋だけでキャンプ場で寝たため、寒さに耐え切れず風邪を引いたり

めちゃくちゃ失敗する上で後悔はしつつも反省しないスタンス非常に好感が持てる。

 

非情にクセが強く「焚き火は男の…特等席だ」など、息を吸うように名言を吐く

個人的に好きなキャラなので紹介しました。

 

ちなみに作中何度も山で主人公とすれ違っているが知り合いにはなっていない。

 

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(出典:『山と食欲と私』)  

 

山と食の魅力『山と食欲と私』のおすすめの見所3選

ストイックな登山ぶりと山で食べる美味しいものが、魅力的に描かれてて一切アウトドア派ではない自分でも「ちょい山に行ってみたいな」という気持ちにさせられる魅力のある作品です。

そんな『山と食欲と私』の見所厳選 

 

 山登りのブログだったり紀行エッセイを読んでる感覚。

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(出典:『山と食欲と私』)  

 

自分の趣味を楽しんでいる人は色々いるわけで、そういうのを除けるだけでも面白い

あくまで漫画作品なので、ガイドブックとして利用できるほど親切に描いてはいない。

好きなことに夢中になってる人に密着したような…そんな漫画

登場人物に密着しているようなドキュメンタリーのようなエッセイのような作品

 

 

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(出典:『山と食欲と私』)  

 

山ご飯がめちゃくちゃ美味しそう 

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(出典:『山と食欲と私』)  

 

登山とグルメ要素のバランスが最高で、山の風景や料理の描写に作者の拘りを感じる

狭い題材のように見えてネタがバリエーション豊富で、特に登場する創作料理はどれも作ってみたくなるユニークさ。登山メシゆえの「ズボラ飯」感が食欲をそそるっ!

 

 「山でこんな料理食べてみたい!」という強烈な欲求を呼び起こしてくれます。 

 

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(出典:『山と食欲と私』)  

 

主人公・日々野鮎美が山で作る数々の美味しそうなおひとりさま山ごはんメニューを、実際に作り1冊にまとめた公式レシピブックも実際に出ています。

 

 

風景が凄く上手くて、登山を疑似体験できる

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(出典:『山と食欲と私』)  

 

素朴ながらモノクロ世界の漫画の中で、実際に生で山の風景や料理を見てるかのような描写でとても綺麗。

山の展望シーンなどは見開きを上手く使iい、迫力ある画面がとても大きな魅力を放つ

 

登山に関してはまだまだネタ切れの心配はなさそうで、厳冬期の八ヶ岳回はトラブル描写も含めて、かなり充実した内容で、山登りの魅力を伝える描写にはこだわりを感じる

 

山で食べるおにぎりは至福とか、山頂で飲むコーヒーは格別とか、寒さの描写とか、「なぜ一人で山に登るのか」と自問自答するシーンとかホント秀逸な作品。

 

  『山と食欲と私』はこんな人に読んでほしい

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(出典:『山と食欲と私』)  

 

この手の作品はだんだん仲間が増えていくものだけど、基本単独での登山という点も本作の魅力で、登山をしたことない人も体感してるような爽快感が得られ、作者の山登りに対する情熱が感じ取れる漫画になっています。

一人旅、一人キャンプ、単独登山を敬遠している人こそ読んで欲しい

 

社会人なので、会社とか仕事とかそれに関する悩みとかの描写もある

大人数でキャッキャウフフな感じで登る訳でも無く

あくなき山への愛と絶景、言いなりにならない自然の厳しさ、そして山という非日常で食する飯の幸せが描かれている作品です。是非読んでみて下さい。