感想/内容紹介『NeuN』「ナチスドイツ」を高橋ツトムが描いた快作!

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『NeuN』「ナチスドイツ」を高橋ツトムが描いた快作。あらすじ/感想・見所について

 

「鉄腕ガール」「スカイハイ」などで有名な高橋ツトムさん新作漫画として注目を集める『NeuN』という「ナチスドイツ」を描いた作品。

 

ナチスの独裁下にある1940年のドイツを舞台に、ナチス政権下のドイツで密かにヒトラーの血を継ぐ13人の子供たちを作っていた…。といういかにも面白そうな題材の作品の魅力をご紹介します。

 

この記事を読めば、あらすじや登場人物・見所を十分理解できる内容となっているので、是非最後までご覧ください。

 

ナチスが製造していたヒトラーの遺伝子を継ぐ子『NeuN』のあらすじ

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(出典:『NeuN』)

 

まずは『NeuN』の設定やあらすじ・概要について紹介していきます。

 

作品の概要について

  • ジャンル:青年漫画、サスペンス
  • 作者:高橋ツトム
  • 掲載誌:週刊ヤングマガジン
  • 巻数:既刊4巻(2019年3月6日現在)

 

ナチスの独裁下にある1940年のドイツが舞台

ナチスにより秘密裡につくられたのは、ヒトラーのDNAを持つ13人の子供たち。

ある日何者かによる子供たちへの抹殺命令が下り…

という一寸先も予想できない壮大なスケールで描かれる物語

キャッチコピーは『血と運命のビルドゥングスロマン』

 

あらすじ

1940年、ドイツ国南部のとある小さな村ブラウシュテッペにSS隊員らが訪れ、村民らに住民ファイルの提出を命じた。

しかし、村の人口を把握したSSの目的は、フランツ・ノインとその顔を見た全住民の殺害だった。

 

ヒトラーの後継者としてそのDNAを継ぐ13人の子供達が人工的に造られたが、そのうちノインを含む12人は不要とされたためである。

 

ノインの護衛任務に就いていたSS隊員テオ・ベッカーはノインを守るという当初の任務を遂行するため、同じSSでありながら、襲撃の指揮をとるクラウゼン少将に背いて他の隊員らを爆殺する。

少将をも銃殺した後、テオはノインを連れてナチスの手から逃れる旅に出る。

 

『NeuN』高橋ツトムが描く登場人物たち(ネタバレ含む)

『NeuN』では、骨太な物語に負けず劣らず、高橋ツトムの線の太い絵で描かれた魅力的な登場人物が多数登場します。そんな彼らをご紹介します。

 

フランツ・ノイン / Neun 

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(出典:『NeuN』)

 

タイトルにもなっている9番の姓を持つ少年「ノイン」がこの作品の主人公。

普通の人間ではなく、相手を洗脳し取り込む同期能力を有し、抹殺計画を護衛と何とか逃げ切り、ナチス占領下のポーランドへと逃亡する。

 

タイトルの「NeuN(ノイン)」はドイツ語で「9」を表すが、そこにどういう意味があるのか?今後の展開に期待していきたい。

 

ゲオルク・ゼクス / Sechs 

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(出典:『NeuN』)

 

6番目の性を持つ天才ゼクス

ヒトラーのDNAを継ぐ13人の中一人生まれた「完璧な子供」

恐るべき知能を持ち、自力で本当の自分を知ったり、12歳で博士号を取得する天才

13人の中で唯一の「完成された人種(同期する人間)などと評されている)」

 

子供を守る壁(ヴァンプ)と呼ばれる護衛兵士

壁(ヴァンプ)とは、ヒトラーの遺伝子を継ぐ13人の子供達を守る任務に当たるナチス親衛隊の隊員たち。SS部隊出身の13人がおり、子供達とドイツ各地に分散している。

 

テオ・ベッカー /Theo Becker

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(出典:『NeuN』)

 

9番(ノイン)の壁。

ノインを守る命令を受けておりSSが襲撃してきた際、ナチスを裏切り彼を守る選択する。軍人っぽく冷徹に振舞いながらも結構人情味があるテオが最高にかっこいい

 

ナオミ・ライジンガ/Naomi Reisinger

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8番(アハト)の壁。テオ同様、アハトを守る道を選ぶ。

ハーケンクロイツとナチスの軍服を身にまとい日本刀振り回す、最高にエモい可愛いくてカッコいい女戦士

 

まず題材がズルい『NeuN』の見所3選(ネタバレ含む)

挑戦的な題材で、普通に描いても絶対面白くなるのに高橋ツトム節が効いててさらに面白い。ワクワクドキドキハラハラが止まらない作品『NeuN』のおすすめの見所を厳選してご紹介します。

 

ハーケンクロイツ・ナチス出まくりな世界観

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(出典:『NeuN』)

 

ナチスとハーケンクロイツを思いっきり描いてる凄い漫画

内容はフィクションを下地に史実を織り交ぜていく感じで、題材が題材だけにかなり重いものの、全体的にリズミカルでテンポが良く読みやすい。

ヒトラー以外もヒムラーやゲッベルスなんかも出てきてミリヲタには堪らない

手塚治虫「アドルフに告ぐ」を彷彿とする重厚さで娯楽漫画として楽しめる。 

 

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(出典:『NeuN』)

 

高橋ツトムの絵柄が作品の雰囲気にピッタリ

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(出典:『NeuN』)

 

題材の時点で面白くなりそうな匂いがプンプンするが、ナチスドイツと、ハーケンクロイツが出まくりで、何より作者独特の絵柄が世界観によくマッチしている。

 

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(出典:『NeuN』)

 

隠されたナチスの歴史を見てるみたいで、すっごいドキドキ

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(出典:『NeuN』)

 

主人公のノインがどんどん変わっていく...。

物語が進むにつれてノインがヒトラーの思考と"同期"し始めるる、これが結果的に善となるのか悪となるのか今のところ不穏な空気しか読み取れない...。

 

ヒトラーの子孫に関する都市伝説
  • 歴史の重荷を背負わせたくなかったから子供を作らなかった

  • 自身が患うパーキンソン病が遺伝することを恐れて子供を作らなかった
  • アウシュビッツ収容所で非人道的な実験を行っていた医学博士のヨーゼフ・メンゲレが、ヒトラーの凍結精子を持っていた

 

先の展開が読めず、読んでいるうちに様々な方向に思想像が広がっていく 

陰謀論とか好きな方はぜひ!

 

原作▼ 

 

おすすめの戦争漫画こちらで紹介しています▼ 

 

まとめ 

最後までご覧いただきありがとうございます。

『NeuN』を紹介しました。

高橋ツトムが「ナチスドイツ」「ヒトラー」に挑戦した作品

興味があれば読んでみて下さい。 題材に魅力を感じれば表紙買いOKです。