感想/内容紹介『特攻の島』人間魚雷「回天」を題材にした珠玉の逸作

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『特攻の島』のあらすじと魅力を紹介していきます。

 

「生還を期さない兵器」特殊兵器への志願を問われた時、少年たちが受けた説明はそれだけだった。

 

様々な憶測が飛び交う中、志願した少年たちはある島へと送られる。

その島で少年たちが見たものは…!

 

『特攻の島』はお話

人間が操縦する魚雷「回天」に搭乗した人たちの物語

この作品は人の命が簡単に失われた第二次世界大戦時、人間魚雷の回天隊に志願する若者と、己は何のために生き死ぬのか、1人の青年がひたすら葛藤する漫画。

 

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(出典:『特攻の島』)

 

回天特攻隊とは、人間魚雷

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(出典:『特攻の島』)

 

太平洋戦争の末期、出撃すると二度と生きては帰れない海の中の特攻人間魚雷『回天』で104人もの搭乗員が海に散った。

軍部の暴走に国の舵取りを預けてしまった時の政府と、戦争を止めることなく加担者となった大人たちが未来ある若者たちの命を奪った愚行、そのなれの果てが「回天」

確率的に大きな戦果も望めないのに致死率100%の作戦を遂行するなど、非合理性がまかり通っていた当時の状況に、憤りを覚えた。

 

 

特攻兵器「回天」をめぐる極限の人間ドラマ。

  • 生まれてきた意味と死んでいく意味。
  • なぜ回天は作られたか、なぜ志願したのか…

主人公は回天が兵器として全く役に立たないことを知っているし、守るべきものも勝利への期待もない。そんな中「人間魚雷(自殺)」に意味を見出そうとする。

 

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(出典:『特攻の島』)

 

「普通の人間の普通の感情」をリアルに描いて、誰もが人として薄々気づいてることを言語化してるセリフが多く、主人公を通して当時の日本人の男性が背負っている業や、覚悟や、恐怖や、仕事への悲壮感などを、時代をさかのぼって感じとれる。

 

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(出典:『特攻の島』)

 

  • 史実を基にリアル・迫力のある描写で68年前の戦争を描く

史実に基づいて描かれており、戦闘シーンの迫力と、悲壮感漂う基地と潜水艦内の雰囲気、描写が素晴らしく、全巻通して常に緊迫感のある作品に仕上がっている。

 

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(出典:『特攻の島』)

 

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(出典:『特攻の島』)

 

原作▼ 

 

まとめ 

最後までご覧いただきありがとうございます。

『特攻の島』を紹介しました。

回天を題材に特攻潜水艇のパイロットの葛藤に満ちた話だが、戦争ってなんだ?命ってなんだ?その答えの一つが描かれた作品。興味があれば読んでみて下さい。