文字

感想/内容紹介『皇国の守護者』日露戦争にファンタジー要素を混ぜた仮想戦記

f:id:ryocuu:20190622011130j:plain


 『皇国の守護者』の魅力を紹介していきます。

 

人と龍が共存する世界で、小さいながらも貿易によって繁栄していた〈皇国〉と、その貿易赤字を解消するために海の彼方から侵略してきた〈帝国〉との戦争、それをきっかけとして激化する〈皇国〉内部の権力闘争を描く。

 

『皇国の守護者』はここが魅力

明治時代頃の日本的な"皇国"と西洋っぽい"帝国"のファンタジー戦記

皇国(日本がモデルの国)の北海道に帝国(ロシアがモデルの国)の軍隊、日露戦争を彷彿とさせる描写が随所に見られる漫画

 

f:id:ryocuu:20190622020043j:plain

(出典:『皇国の守護者』)

 

伝奇でもありSFでもある、戦争の狂気と生々しさ、戦略性があって面白い。

竜が出てきたりして表面的にはファンタジーの世界だけど、実際には惑星系の運行から生物の器官や生態まできっちり考証をやっているバリバリのSFでもある。

 

  • 主人公は皇国側の軍人で戦場で見せる笑顔に定評がある。

f:id:ryocuu:20190622013640j:plain

(出典:『皇国の守護者』)

 

f:id:ryocuu:20190622013706j:plain

(出典:『皇国の守護者』)

 

龍と人が共存する世界、サーベルタイガーが軍用猫

日露戦争当時のような時代背景ながら、科学技術や生態系が異なる独自の世界観、キャラクターの心情と表情の描写、色々内容てんこ盛りで惹かれっぱなし。

「サーベルタイガーと共闘するファンタジー要素ありの戦争漫画」ってワードに惹かれる人は読んでみるべし。

 

f:id:ryocuu:20190327041043p:plain

(出典:『皇国の守護者』)

 

作者は亡くなって未完、絶版で電子化も無し

原作の佐藤氏が死去した後著作権を相続した遺族がガッチガチに囲ってるようで、合意が得られず、アニメ化はおろか電子書籍化・再販も頓挫している

惜しまれる打ち切り完結全5巻。なにしろこれから戦争ですので本当に残念…

50年経って著作権切れるのを待つしかないかない…

 

集英社の広報部は3月6日、J-CASTニュースの取材に対し、次のようにコメントした。

「『皇国の守護者』については、著作権承継者のご意志により、出版を継続しないこととなりました。電子書籍化の予定もございません」

 

引用:http://news.livedoor.com/article/detail/14395309/

 

佐藤大輔作品を読みたい人は『征途』をオススメする。

亡くなられてしまった作者唯一の長編完結作にして、架空戦記なのに読んでいて笑って泣ける、歴史改変が効いた親子三代に渡る壮大な海と大和型戦艦のお話です。 

 

 

原作▼ 

 

まとめ 

最後までご覧いただきありがとうございます。

『皇国の守護者』を紹介しました。

この作品は真面目におすすめしたい漫画ではあるんだけど、紙、電子書籍とも絶版ゆえに気軽に推せないという難点がある。読みたい人は頑張って入手してみて下さい。