感想/内容紹介『預言者ピッピ』近年で最も手塚治虫の世界観に接近している傑作

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『預言者ピッピ』の魅力を紹介していきます。

 

 「つまりぼくら、人類の未来をすべて計算しつくしちゃったんだ」究極の頭脳が紡ぎ出す預言は福音か、それとも……?

 

ピッピは地震を予知し、災害から人類を救う為に開発されたロボット。

親友・タミオとともに成長していくピッピは、衝撃的な事件をきっかけに自ら活動を停止してしまう。

 

そして再び目覚めたピッピが語る畏るべき預言とは……

 

『預言者ピッピ』はここが魅力

ピッピは地震を予知するために作られた人型PC

  • ハードSF、未来予知モノとでもいおうか。よくできた人物設定にテーマ性

超未来まで完全に予知できるコンピュータが存在したら…という話

災害を予知するために生み出された人型ロボット・ピッピは、博士の息子・タミオと一緒に生活することで世の中のことを学習していく。

予知精度は数か月以内の大地震を予知するまでになっていき、そしてある日、ピッピはタミオの死を予言してしまう。そしてそれが当たってしまう。

 

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(出典:『預言者ピッピ』)

 

オーバーテクノロジーによって持たらされるロボットの予知により、人間の倫理までもが崩壊していくハードSF。

SF好き・サブカル好き・にあてはまるのに読んでなければその分人生損した!

と思わせるほどの一冊。個人的に今世紀でも屈指の作品です。

 

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(出典:『預言者ピッピ』)

 

手塚治虫の領域に届くと言っても過言ではな傑作

物語への入り込ませ方がすごく上手くて没入感が半端ない

手塚・藤子SFに通じる深いテーマ性と、「自由意志」や「進化論」、「人工知能」「高位存在」などの哲学的題材、謎に謎を積み重ねて突き進む圧倒的ストーリーの傑作。

 

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(出典:『預言者ピッピ』)

 

王道SFなんだろうが目隠しをされたまま何処へ連れて行かれるのか分からない興奮がある。今の時代で1番手塚治虫作品に近いってか超えた作品だと思う。

 

唯一の難点は数年に1冊しか出ない事3巻はいつ出るのか

今のところピッピ以外は全部現実の設定なので共感しやすいですが、3巻以降は1,2巻とはまるで違う作りにせざるをえないので、3巻以降が本当の作者の腕の見せ所。

なお出ない模様…

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第1話の初出が90年代後半、第1巻が2007年、第2巻が2011年。3巻はいつ出るんだ…

一生読めないかもしれないが、長生きして待とう。 

 

ストーリー的に盛り上がったまま未完。2011年に大幅な書き下ろしを加えて2巻が発売されたが、ここでも完結していなかった。

 

原作▼ 

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。 

『預言者ピッピ』を紹介しました。

僕の中での今世紀ベスト漫画。知的好奇心を極限まで刺激する、手塚作品クラスの風格を感じるSFです。買って後悔などしないはずです、是非読んでみて下さい。