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アニメ【進撃の巨人】57話〔3期20話〕!感想・考察:グリシャの過去と外の世界

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突如現れた巨人により、滅亡の危機に直面した人類。そんな巨人を駆逐すべく立ち上がった一人の少年の物語も気づけば57話

僕は原作勢なのでアニメは放置していたのですが、あまりにも高いアニメのクオリティーに魅せられ、今はのめり込むようにし視聴しています。

 

今回の第57話『あの日』から急激に話の展開が変わるので乾燥記事を書いてみました。

最後までお付き合いください。

 

原作▼ 

 

面白いダークファンタジー漫画は下記の記事でまとめています。

 

第57話『あの日』

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(出典:『進撃の巨人』)

 

エレンの父・グリシャが残した本には、彼の記憶が綴られていた。

まだ幼い少年であったグリシャは、ある日突然に、この世の真実と向かい合うことになる……。

 

ストーリーと感想

明らかになっていくエレンの父グリシャ・イェーガーの壮絶すぎる人生

子供の頃、立ち入り禁止の飛行船の所に無断で入り、制裁、一緒に来ていた妹は先に帰れと伝えられ、帰ったと思われたが、家には妹はおらず翌日川辺で死体で発見される。

 

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(出典:『進撃の巨人』)

 

グリシャの心は妹が犬に殺された時に死んだのだと思う

それからずっと誰も愛さずに生きてきたんだけと、クルーガーに人を愛せよと促され、壁内で家族を持ち、愛したが故に自滅の道を歩む

 

もっと言えばグリシャが妹を喪った事を「世界が間違って」いるのではなく自分を責めて自省していれば(非常に難しい)

或いは飛行船を見たいと思っていなければ、ジークもエレンも生まれていなかっただろうからこの物語は存在していなかった事になる

 

それが後にグリシャがクルーガーに言われたセリフ「お前の始めた物語」なんだろうなと、確かにこれは…グリシャが始めた物語だわ…ふさわしい… 

 

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(出典:『進撃の巨人』)

 

妹が自分の選択で死んで、息子に裏切られ親にも見捨てられ、妻と子供を巨人にされ、レイス家を虐殺し、また妻が死に、最期は息子エレンに自分を食わせる…という…

グリシャの漫画史に残る壮絶&人生。

 

物語が進むたびに作者の天才的すぎる構成力

前回地下室に向かうまでの流れは感慨深いものがありました。

"壁の中とそれ以外"という極端な進撃の巨人の世界観の中で、散々"到達点"とされてきた壁の外の世界が、実は現代の文明を"出発点"にしていたという構成力。

 

アニメの演出も素晴らしく、1話からの時の流れがザーッと押し寄せてくるような、とにかく心震える回でありました!

 

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(出典:『進撃の巨人』)

 

そして地下室で世界の真実が明かされて以降、進撃は流れ変わっていく

エレンのお父さんの過去や、過去20巻分の伏線めっちゃ回収してくれて、すべてが一本に繋がっていく。

 

この作品に初めて触れた当時こんな深みのある膨大な作品になるとは思わなかった。 

巨人がデカいとか、奇行種が気持ち悪いとかそういう漫画だったのに、『タイトルの意味』、『エレンのお母さん食べた巨人の正体』、『2000年後の君へというサブタイトル』、伏線の回収が凄まじく、物語が進むたび面白くなる。

 

もう一方の側面から物語をなぞり、『理不尽な恐怖の対象でしかなかった巨人達の悲しい物語』が明らかになり、過去から現在へと一本の道筋が明らかになる。

 

歴代の漫画の中でも、しっかりと伏線を回収するプロットのクオリティの高さは異常

話が進むたびに物語における視点の多重構造の手本となる作品へと仕上がっていく。
 
作者の物語の構成力に感服します。 
 

伏線回収が秀逸漫な画は下記の記事でまとめています。