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感想/内容紹介『昭和天皇物語』人間"としての昭和天皇を描いた作品。

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 『昭和天皇物語』の魅力を紹介していきます。

 

大元帥陛下して軍事を、大天皇陛下として政治を一身に背負い
昭和という時代を生き抜いた巨人。

 

波瀾万丈という言葉では表せないほどの濃密な生涯を大胆な解釈と圧倒的な画力で描かれる…! 

 

『昭和天皇物語』はここが魅力

激動の昭和の象徴となる男の人生

  • 事実から外れずなおかつドラマになるよう脚色をされたキャラ設定や展開

「人に命を捧げられても恥じないものになろう。」多感な時期にこんな事を思う青年。

太平洋戦争に深く関わり、戦後復興の道筋を照らした、激動の人生

 

大義を果たすために己の身を削る教育係や教師、その教えを受け成長していき、彼だけが抱える葛藤と苦悩する姿が描かれている。 

 

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(出典:『昭和天皇物語』)

 

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(出典:『昭和天皇物語』)

 

歴史書や伝記でなく「人間」天皇を描こうとしている

  • 昭和天皇をこんな側面から描いた創作は見たことがない。

幼い皇太子のまわりにいる巨大な人物たちが「天皇」をどう「作りあげるか」に命をかけて、少年ヒロヒトは孤独と聡明を併せ持つ繊細な人間。どうなるのこの物語!?

という。物語として単純に面白くなっていく。

 

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(出典:『昭和天皇物語』)

 

  • あくまでも人間としての昭和天皇を描き、昭和天皇の人間性を描いている。

周りの人間模様、複雑に絡む思惑や葛藤、時間の空隙を、大胆な解釈と想像力で描いている本作は、読み物としてグイグイ引き込まれる魅力を持っている。

 

美化されたと言われればそれまでだけど能條純一作品にいつも登場する魅力的な登場人物てんこ盛りの極上群像劇となっている。

 

マンガでありながら大正~昭和の時代が良くわかる

  • 時代は明治・大正~昭和天皇の成長と政治の流れがつながって勉強になる

昭和天皇の教育には乃木大将に東郷元帥をはじめとした明治の軍神達が関わっていたことや、"現人神"だった昭和天皇への講義において、あなたの先祖つまり皇祖皇宗も遡れば猿であるときっぱり言い切る生物学者・服部公太郎。

 

明治から大正に移り変わる時代、人々がどう考え、どう行動していたのか、時にコミカルに、時にシリアスに描かれ、どの人物も人間的な魅力に溢れている。 

 

単行本▼ 

 

まとめ 

最後までご覧いただきありがとうございます。

『昭和天皇物語』を紹介しました。 

昭和天皇の内面を描く初めての漫画作品のような気がする。映画やドラマ、歴史小説を含めても、真正面から内面を描く作品は今まで無く、とても興味深く読めます。