感想/内容紹介『白暮のクロニクル』ページをめくる手が止まらない極上の本格ミステリ。 鬼傑作

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『白暮のクロニクル』 の魅力を紹介していきます。

 

 ”そこは、「悲しき不老不死――オキナガ」が存在する世界。

厚生労働省の新米公務員・伏木あかりが配属されたのは不死の種族「オキナガ」を管理する部署。

 

厚労省での仕事1日目にオキナガ惨殺事件と遭遇し怪死事件を追う任務を与えられる、あかり。

 

しかも見た目は少年、中身は88歳老人の殺人事件マニア・雪村魁とタッグを組まされ…。

 

時を越えて生きるオキナガに起こる怪死事件、彼らの想いが紡ぐ年代記(クロニクル)。

 

『白暮のクロニクル』 はここが魅力

現代社会に根付く吸血鬼の生態と連続殺人事件を描いたサスペンス

  • 普通の人と、普通じゃないけどそれが普通な人の事件

舞台は「オキナガ」と呼ばれる不老不死の人類と共存する日本。

 

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(出典:『白暮のクロニクル』)

 

12年に一度の猟奇殺人「羊殺し」を追う不老不死の長命者オキナガ(蔑称は吸血鬼)なる異人を通じ、日本的な管理システムなど、社会派なテーマを描きつつ、数百年ものの歴史や因縁&連続殺人鬼というロマンを織り交ぜた非常に良質なサスペンスの名作。

 

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(出典:『白暮のクロニクル』)

 

殺された被害者の血縁と、加害者との縁と、命をまっとうすること。

犯人を追う、犯人が他にいるとつきとめる、推理ものでもあるし家族の話でもある。 

 

風呂敷がびしばし広がっていく様がたまらない

  • 巻を追う毎に面白さマシマシ、推理小説のワクワク感が炸裂

基本単行一冊で一つの事件が小解決しながら、ぐるっと遠回りしているようで、大きな事件の核心に近づきていくので、読むことを途中で止める事は出来ないのです。

 

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(出典:『白暮のクロニクル』)

 

最終巻の終わり際まで息を吐かせぬ展開で、美しいラスト…。

  • 最終巻で印象的なラストシーン「読み終わったら1話を読め」

不老の存在が現代社会にいたらという設定をしっかり書いており、一個人としての不老不死者達と、短命ながらも世代を越えた何かをリレーしていく人間達。

取り残されるのはどちらなのか、というラスト。

 

一巻のイントロがラストにつながる展開は妙な感動と切なさを覚え、物凄い印象的なラスト。何度も読み返して、なんて綺麗な終わり方だろうと思うと同時に、これから先はもう読めないという事実に打ちのめされる。

 

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(出典:『白暮のクロニクル』)

 

単行本▼ 

 

まとめ

『白暮のクロニクル』 を紹介しました。

最後までご覧いただきありがとうございます。

話の奥深さと台詞回しの巧みで、何より作者の価値観が読んでて伝わってくるような作品、ミステリやサスペンスが好きな全人類に読んでほしい漫画

興味があれば読んでみて下さい。