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感想/内容紹介『へうげもの』武人で茶人の古田織部物語。大傑作。

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『へうげもの』の魅力について紹介していきます。

 

群雄割拠、下剋上の戦国時代。

立身出世を目指しながら、茶の湯と物欲に魂を奪われた男がいた。

織田信長の家臣・古田左介。

天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千宗易(せんのそうえき=利休)から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。生か死か。武か数奇か。 

 

 『へうげもの』はここが魅力

茶の湯と物欲に魂を奪われた武将・古田左介の生き様

信長から壮大な世界性を、千利休から深遠な精神性を学び、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、三人の天下人につかえた男・古田左介を主人公とした物語。

作者の緻密な時代考察により当時の政治や人間関係などを描いた作品

 

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(出典:『へうげもの』)

 

歴史と茶道を学べる傑作

  • 戦よりは数寄者、茶道を主軸とした変わった変わった観点からの描写が魅力

武士としては連絡将校止まりで全く奮わなかった古田織部が、茶の世界で天賦の才を開花させ「出世」と「欲」の間で葛藤する過程が面白い。

一話一話がとても哲学的で濃密。「寄生獣」並みに面白い。

 

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(出典:『へうげもの』)

 

死を迎える武将の美意識・生き様・死に様がとにかく魅力的

  • 死に様に美学を感じ、期待を一歩越えた、演出が最高。

人物が魅力的で、話の区切りでは人物の死を描くのだがそれがべらぼうに良い

そして主人公が親しい人の死を乗り越え成長していく姿

作者の斬新な構図と逸話を面白く解釈した内容がただひたすらに面白い


主要人物、秀吉と清正と巨泉さんの死に演出だけでもガツンとくるのに、利休切腹というハードルを軽く越えた、最終巻の最後のコマは一見の価値あり。

 

細川忠興の師匠、千利休をもの凄い筆圧で描ききっている。

地上最強の茶人。

わび数奇者としての己を貫きながらも、様々な新境地を切り拓く、成長する哲人。

主人公には厳しくも優しい、真の師匠。

 

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(出典:『へうげもの』)

 

作者曰く最初は千利休を主人公とした物語を作ろうとしたが、後に古田織部という存在に注目し、現在の形になったと言う、それゆえに利休はこの物語のもう一人の主人公と言える存在感を放ち、アニメ版は利休切腹までをくぎりとし、多くの賞もそこまでが描かれた9巻時に受賞している。

 

モーニング誌での連載では、利休の切腹シーンを発売日と、命日2月28日にしっかり合わせて描かれており、そのこだわりぶりに感動した思い出 

 

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(出典:『へうげもの』)

 

 

単行本▼ 

 

 

まとめ 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 『へうげもの』を紹介しました。

とにかく出てくる登場人物が魅力的で、戦国ものを数寄を通して大胆に解きほぐした大傑作です、これを超える歴史漫画は無いと断言できるほどの作品なので、興味があれば読んでみて下さい。