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感想/内容紹介『狼の口 ヴォルフスムント』救いがねぇ…!読者の予想裏切る残酷まみれのストーリー

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『狼の口 ヴォルフスムント』を紹介していきます。

中世、大国ハプスブルク家の占領&圧政から必死に抗い続ける森林同盟三邦の攻防を描いた超!!!骨!!!太!!!な残酷大河ドラマです。

あらすじから順に魅力を確認していきましょう。

 

14世紀初頭、アルプス地方。イタリアへと通じるザンクト=ゴットハルト峠には、非情な番人が守る関所があった。

 

難攻不落をもって知られるその場所を、人々はこう呼んだ。

ヴォルフスムント―――“狼の口”と。

圧倒的な作画によって再現される中世人の生活様式や、鎧甲冑、鎖帷子、武器、兵器の数々……。

 

『狼の口 ヴォルフスムント』はここが魅力

狼の口(ヴォルフスムント)と呼ばれる関所をめぐる歴史物語

ハプスブルク家の侵攻から独立を勝ち取った流血のスイス誕生の歴史が舞台

中世アルプス、ドイツとイタリアを遮るアルプス山脈の地元民たちをハプスブルグ家が支配し、狼の口と呼ばれる強大堅牢な関所を作った。

そこに閉じ込められた圧政に立ち向かう地元民たちの叛乱の物語。

 

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  (出典:『狼の口 ヴォルフスムント』)

 

圧政が敷かれているので、抜けようとする人を見つけて裁く。

拷問、処刑という流れが続くかと思えば、独立のために決起したりと話は広がります。

 

救いなさすぎて辛い、死にまくる。もりもり死ぬ。

  • 感情移入した主役級の相次ぐ死はジャンプ育ちの心を折るに足るもの

頭から最後まで、息継ぎない殺戮と虐殺、殺戮と虐殺で、主要人物が死にまくる。

殆どの死が物語の進行上必然の死ではなく、意味なく死んでいく。

個々の絶望が積み重なった上で大きな歴史が動いていく組み立ては、歴史は人民の犠牲の上で成り立つという事を僕らに教えてくれる。

 

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  (出典:『狼の口 ヴォルフスムント』)

 

時代が中世なだけに拷問の描写が相当エグかったり、性的な表現がちらほらあります。

苦手な人は読むの大変かも… しかし、そのキツい内容ゆえに物語に深く潜り込めます。

 

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  (出典:『狼の口 ヴォルフスムント』)

  

誇張はあるがリアルな中世の攻城戦を描いた素晴らしい作品

騎士vs農民、圧倒的支配に弱者の反乱から攻・籠城・追撃戦まで揃えている

現代とは違う価値観があったということを前提にしている時代物。

残虐さが誇張されている向きもあるけど、どちらも封建時代の理不尽を描いている。現代の自由の価値観とは全く違う世界観。

 

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  (出典:『狼の口 ヴォルフスムント』)

 

単行本▼ 

 

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

 『狼の口 ヴォルフスムント』を紹介しました。

正直読んだ事を後悔するくらい残酷だし救いがない。悪魔のような独裁者には一切の容赦も情けもなくそれに抗う事はほぼ不可能、結末まで読んでも暗い気持ちになります。

非常におすすめです。