感想/内容紹介『道士郎でござる』存在自体が反則な侍に、非力なりに成長する殿。西森博之作品No.1

f:id:ryocuu:20190505062607j:plain

 

アメリカからやってきたべらぼうに強い「武士」の少年と、人並みに臆病だけど行動力と良心がある主人公が出会い色々と大変なことになる物語。

 

西森博之作品の中で最もおすすめのこの作品『道士郎でござる』を紹介していきます。

 

アメリカのネバダ州から突然、12年ぶりに日本へ帰ってきた男・桐柳道士郎。

 

すっかりアメリカナイズされていると思いきや、なぜだか立派な(!?)武士になっていた!!通い始めた高校では、不良たちに「男の勝負」を挑み、大騒動。

 

道士郎の主君にされてしまった同級生の健助は、いつ何が起きるか気が気じゃないorz ハラハラドキドキの最強爆笑学園コメディー!

 

『道士郎でござる』はここが魅力

平凡な高校生が最強の武士に出会う

  • アメリカ帰りの侍に、ひょんなことから主君と慕われることになる高校生

インディアンと一緒に育ち、海外的な間違った侍観を植え付けられた道士郎が、現代日本で武士道を力ずく(物理)で押し通そうと無茶苦茶する

 

口調や格好だけのコスプレのような武士では無く、異常なまでに鍛えている為に、強すぎる道士朗が、平凡で何の取り柄も無い健助を自分の主君として崇めてしまうところがこの話の始まりでもあり、面白さでもある。

 

f:id:ryocuu:20190125032659j:plain

(出典:『道士郎でござる』)

 

f:id:ryocuu:20190505065811j:plain

(出典:『道士郎でござる』)

 

作知友登場するクズキャラが道士郎によって退治されていきますが、正義とか悪というよりも"道士郎だから"という理由で退治されていく

 

そんな道士郎のはちゃめちゃな時代錯誤の武士っぷりが、だんだんと周囲を巻き込み伝染していく様が笑えて爽快

 

真の主役がタイトルの『道士郎』でなく健助の成長

  • 予想を覆すような展開ともう一人の主人公の成長が痛快で面白い。

真の主役がサムライの道士郎じゃなく、振り回される側の、小ちゃいのにゴリゴリの不良や、マジモンの極道に挑んでいく少年の成長物語であり、その仮定は笑えて熱い

 

f:id:ryocuu:20190505065837j:plain

(出典:『道士郎でござる』)

 

道士郎のお助け万能キャラぶりに隠れて、健助が最終的に道士郎に頼らなくなり、口先だけでヤクザとタイマン張るのが成長ぶりがクソかっこいい。

 

『道士郎でござる』はメインキャラがみんな魅力的

全8巻で短いなりに話がまとまってるのと、一癖あるキャラが多いがわりかし善人寄り和む。緊迫感があるようでない雰囲気に、良い話なのかそうでないのか?など、凄い微妙な部分が最高(最大限の賛辞)

 

最後は打ち切りのような形で、急に終わっちゃうのでそれだけが残念。

 

単行本▼ 

 

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

『道士郎でござる』を紹介しました。

 

西森博之作品の中ではかなりマイナーな作品で、「天使な小生意気」や「お茶にごす。」に比べたら駄作だという人もいますが、僕はそんなことないと思います。それどころか今までの西森作品の中で一番笑ったかもしれない。

 

読んでない方は是非一読を!