映画『ドラゴンボール超 ブロリー』感想(ネタバレと解説)…改変について、この映画は信者から金を巻き上げるものなのか?

※2018年12月14日更新

 

 

『ドラゴンボール超 ブロリー』についてガタガタ抜かすなとか言う人もいると思うけど、このページでは、感想も交えながら(主に設定や改変について)ガタガタ抜かしていきます。

 

 

作品情報と海外でも人気なブロリーについて

f:id:ryocuu:20181213000007j:plain

 

  • 作品名「ドラゴンボール超 ブロリー」
  • 監督:長峯達也
  • 脚本 鳥山明
  • 出演者 野沢雅子、久川綾、堀川りょう、草尾毅、古川登志夫、山寺宏一、中尾隆聖、森田成一、渡辺菜生子、銀河万丈、大友龍三郎、斉藤貴美子…
  • 制作会社 東映アニメーション、「2018 ドラゴンボール超」製作委員会
  • 前作 ドラゴンボールZ 復活の「F」

『ドラゴンボール』シリーズの劇場公開アニメーション映画作品第20弾。キャッチコピーは「最大の敵、サイヤ人。」「地球には、悟空がいる。」「知られざるサイヤ人の物語」「3つの運命が激突する」「サイヤ人超決戦」。

あらすじ

辺境の惑星に流されていたブロリーたちをフリーザ軍が発見したところから物語は動き始め、フリーザの口車に乗り、地球に降り立ったブロリーは、ベジータや悟空に戦いを挑むことに。あとはひたすらバトルの連続です。戦闘また戦闘

互いにパワーアップを繰り返し、どこまでもエスカレートしていく、そこに神龍なども加わり…

 

 主題歌 三浦大知「Blizzard」

映画ブロリーで主題歌は三浦大知さんの「Blizzard」です!エグゼイド見てたのでEXCITEも好きで、それに続く神曲。最高にカッコいい曲です。

予告は一部しか流れてないからフルで聴くことをたくさんの人におすすめしたい!!

 

 

 

燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦にて初登場した、伝説の超サイヤ人であるブロリー。

映画版『ドラゴンボールZ』に三作品登場し、強烈なインパクトと人気を残した悪役。他作品とのコラボレーションも行われたりする、世界手にも人気なキャラクター

『伝説の超サイヤ人』という単語はドラゴンボールのコンテンツで度々登場するが、自分としてはブロリーが唯一無二の『伝説の超サイヤ人』だと思ってる。

サイヤ人の王子であるベジータですら怯えさせたというすっげぇ化けもn....悪魔。

『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』

『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』を簡単に説明すると

ブロリー強すぎて誰も勝てへん⇨悟空頑張ってるからやられた味方が悟空にパワーを送るもベジータが拒否する⇨ベジータが折れて悟空にパワー送ったら悟空謎の超パワーアップ、パンチ一発でブロリー消滅

 

f:id:ryocuu:20181212234846j:plain

(出典:『ドラゴンボール』)  

 

「熱戦・烈戦・超激戦」は、絶望感こそ大きいですが、作品自体は結構凡作に思えます。面白さで言えば、フリーザの兄であるクーラが出てくる映画「とびっきりの最強対最強」、その続編復活したクーラと戦う「100億パワーの戦士たち」が断トツ

『ドラゴンボール』ぽいカッコよさが光る映画はやはり『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』なのではないのでしょうか。

 

主な登場人物

孫悟空

f:id:ryocuu:20181213002741p:plain

(出典:『ドラゴンボール超 ブロリー』)    

 

極論を言えば主人公が最強なのは当たり前。でも最初からそれだと色々結果が見えててつまらない。それに至るまでの過程を楽しめる。強大な敵を打ち倒すことによってランクが上がっていく、理想的な『最強主人公』孫悟空という存在はやっぱり最高。

 

ベジータ

f:id:ryocuu:20181213002755p:plain

(出典:『ドラゴンボール超 ブロリー』)    

 

1作目で覚醒したブロリーを見たベジータは、まさかのガクブルで戦意喪失。
ピッコロにお説教され、何とか持ち直すもコテンパンにされ、美味しいところを悟空さに持っていかれる始末。それ以降ブロリーの映画には一切出ていないw

 

ブロリー

f:id:ryocuu:20181213002807p:plain

(出典:『ドラゴンボール超 ブロリー』)    

 

そんなベジータが腑抜けになるほど強ェ伝説の超サイヤ人ブロリー初登場。遠くの惑星も軽く破壊できるチートっぷり、過去のブロリー戦は、悟空、ベジータ、トランクス、悟飯、ピッコロの5人かかりで全員半殺しにされたくらいチートキャラ

俺の好きなブロリーwiki

赤ん坊の頃、悟空の泣き声に驚かされて泣いていたため悟空に対して強い憎しみを持っており、悟空に敗北したときにも赤ん坊時代に悟空に泣かされたときのことを思い出していた。

ブロリー - Wikipedia 

 

ゴジータ

f:id:ryocuu:20181213013323j:plain

(出典:『ドラゴンボール超 ブロリー』)      

 

劇場版としては実に23年ぶりの登場となり、「ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ」には登場しなかったノーマル状態や、超サイヤ人ゴッド超サイヤ人にも変身する姿も拝める。

 

ゴジータVSブロリーは10年以上前に、ゲームのZ3で描かれてたけど、まさか映画で実現するとは...熱いし素直に嬉しい。

 

 

他にもベジータのベジータ王、悟空(カカロット)の実の父のバーダックと母のギネ、まだ第1形態のフリーザとその父のコルド大王などが登場。

サイヤ人のベジータやラディッツ、ナッパたち、そして今回の事件の引き金となった、ブロリーとその父パラガスの事情、懐かしのギニュー特戦隊の姿も見られます。

 

f:id:ryocuu:20181213005240j:plain

(出典:『ドラゴンボール』)  

 

悟空たちとブロリーは初対面

f:id:ryocuu:20181208020744j:plain

(出典:『ドラゴンボール超 ブロリー』)  

 

サブタイトル通り、本作の敵は過去の劇場版作品『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』、『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』に登場したブロリーだが、本作のブロリーは昔のイメージを意識しつつ、新しい一面も加えてリニューアルされており、上記の劇場版3作品とは関連がなく、悟空、ベジータ、ブロリーの出会いから戦いまでが新たに描かれ、フリーザ軍とサイヤ人の歴史、サイヤ人のバックボーンも描かれている

 

予告で悟空もベジータもブロリーを知らないっぽい言い方してたし…え、散々映画で戦ったのに???ってなった人もいるだろうが、過去の劇場版作品はパラレルとなる。

ブロリーは鳥山先生がデザインしたキャラだが、ストーリーや設定は描かなかった。

過去作を全て踏まえたZじゃなく、『超』の時空で設定を練り直したのが今作。だからみんなブロリーとは初対面となるわけだ…

 

作画クオリティはとてつもなく高く、過去最高

 

話的にはブロリーに勝てないからフュージョンして戦って勝つ話です。というのが丸わかりで、そしてそれが今更やる事か、何も面白そうじゃない。

もはや戦闘シーンの作画を見るためだけの映画で、旧作のブロリーをイメージした戦闘シーンが多く、神作画戦闘シーン連発だけど、ブロリー映画の戦闘シーンはもっとヤバい。新規作画でゴジータが動いてるだけで割と満足って人は楽しめるはず(・・?。

 

 

①バーダック改変(アニオリバーダックの否定)

『ドラゴンボール超 ブロリー』にはバーダックの妻…つまり、悟空の母である「ギネ」も登場します。

漫画『銀河パトロール ジャコ』が元ネタになっており、「絶対に生き延びるだぞ…」と悟空を見送るという、優しいバーダックに改変されています。

 

f:id:ryocuu:20181208000228j:plain

(出典:『ドラゴンボール超 ブロリー』)

 

〜たったひとりの最終決戦〜はアニメオリジナル

本作はシリーズ初のテレビ映画であり、全作品で唯一、悟空たちが活躍するよりも前の話を描いた、シリーズ初のスピンオフストーリーである。

主人公は孫悟空の父バーダック。

作中の時点では悟空は生まれて間もない赤子であり、いっさい活躍しない。また、リマスター版アニメ『ドラゴンボール改』では本作のクライマックスシーンが第1話の導入と第42話に使用されている。
アニメオリジナルストーリーだが、原作者鳥山明がこれを見て絶賛、後に原作漫画にバーダックを逆輸入している。 

 

『たったひとりの最終決戦』は鳥山先生本人の許可を得てアニメスタッフが作った映画で、鳥山先生のバーダックとアニメスタッフのバーダックとは性格が違うのは仕方ない

気に入った鳥山明が逆輸入して原作にも1シーン回想だけ登場させたらしいです。

だから今回の映画とドラゴンボールが、原作者が描く正史のバーダックの物語になるということ。まぁ自分が作ったキャラすら忘れる人なので…

 

 

だがあの彼の人生といえるべき最期の死闘を改変させて、バーダック関連やその他諸々のストーリーや設定を「書き直す」必要なんてなかったと思う。

うまく旧設定に上乗せする方向で描いてくれればよかったのに。ここまでの改変(はっきり言って改悪)を誰が望んだだろうか…

「たった一人の最終決戦」で、惑星ベジータに戻るバーダックと地球へ向かう赤ん坊の悟空がすれ違う非常に印象深いシーンなど、やはりこちらの出来に比べると改悪と言わざるを得ない 。

 

f:id:ryocuu:20181208010516j:plain

(出典:『ドラゴンボール』)

 

②致命的な時代設定ミス(パラレルワールド状態)

f:id:ryocuu:20181208011030j:plain

(出典:『ドラゴンボール超 ブロリー』)

 

f:id:ryocuu:20181208011019j:plain

(出典:『ドラゴンボール超 ブロリー』)

 

カカロットがなぜ、戦闘服で地球へ向かってるのか…裸だったはずでは…。

原作では、悟空とブロリーは同じ頃に産まれてるけど、その頃ベジータはナッパを連れて星を荒らし回っている設定。

予告の時点で気づいた人も多いだろうが、赤ん坊のカカロットが地球衝突してのち、記憶を失い、悟飯じいちゃんに拾われたのは尾の付いた『赤ん坊』という設定は、最早無くなってるレベル

 

f:id:ryocuu:20181208013319j:plain

(出典:『ドラゴンボール』)

 

『ドラゴンボール』の素敵なスピンオフについてはこちら;オタクの妄想を具現化した作品『転生したらヤムチャだった件』感想と見所紹介 

 

まとめ/感想

低迷したドラゴンボール超の視聴率。神と神、復活のFに占める低評価。

ブロリーは復活のFよりは売れそうだが、設定改変で、実質的に超は原作・旧アニメとは繋がらない別世界となった。

原作と旧アニメも別物とはよく言われるが、原作を母体とした一体感があったが、『超』にはそれが全くない。なので、ドラゴンボール『超』という単独の作品として扱わなければならない

数々の漫画原作の実写映画同様、原作の思い出をタコ殴りにし、なぜファンの批判を減らそうと努力せず、その逆へ逆へと突っ走っていくのか不思議でならない。

そして変に改変されるより、最新の技術でシンプルにドラゴンボールのストーリーを楽しめる『ドラゴンボール作品』を出していって欲しい

世界的に人気のある作品、願わくばブランドだけで中身がない『信者から金を巻き上げる』だけの、コンテンツになるようなことだけは避けてほしいとファンとして願っています。