ディストピア溢れる世界観が魅力の漫画17作品を紹介!【2018年最新版】

ディストピアとはなんぞや

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ディストピアまたはデストピア(英語: dystopia)は、ユートピア(理想郷)の正反対の社会である。

一般的には、SFなどで空想的な未来として描かれる、否定的で反ユートピアの要素を持つ社会という着想で、その内容は政治的・社会的な様々な課題を背景としている場合が多い。

ディストピア - Wikipedia 

 

本記事はこれまでに僕が読んできた漫画の中で『ディスとピアな世界観』の作品をチョイスししたものです。

紹介する作品は、おすすめの作品ばかりです。 

まだ未読の作品があればチェックしてみて下さい。僕の感想と一緒に楽しんでもらえれば幸いです。

 

『少女終末旅行』

 

文明が崩壊し、殆どの生物が死滅した世界を、2人の女の子が旅をして、文明の遺産を発見したりするディストピアな物語

文明が滅んで人類滅亡寸前の世界で2人の少女が「最上階」を目指し、巨大な階層都市を宛もなくさ迷う。終末を迎えた世界でも二人ならどこか楽しそうな作品。

完結した後もファンによって様々な考察がなされるなど、非常に読み応えのあるSF作品となっている

 

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(出典:『少女終末旅行』)

POINT
  • 全6巻
  • 名作ほのぼのディストピア漫画
  •  世界観は悲壮感が漂うのに、ゆゆ式のようなキャラ

 

『メイドインアビス』

 

世界最後の秘境の大穴「アビス」に降り立ち、母親を探しに冒険する少女と、彼女を守る強い意志と人間らしさを持つ機械の少年の物語

地図を見たら、大穴ってレベルじゃないスケールの大きな設定にワクワク。話しが進めば進むほど、作り込まれた世界観と猛烈な伏線/フラグの押収に引き込まれる

基本的に、絵本みたいに可愛らしいタッチで描かれてる少年少女冒険ものだけど、進む道がベルセルク並に、ある意味容赦なく、生々しすぎるぐらいの作品。

独特な世界観に魅力的なキャラクターたちに引き込まれていきました。アニメ続編・原作の続きを楽しみにしております

 

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(出典:『メイドインアビス』)

POINT
  • 既刊6巻(2017年7月現在)
  • 希望も絶望も夢や現実も詰まった素敵な物語
  • 絵に相反してハードな内容

 

『狂四郎2030』

 

近未来ディストピアSFハードアクションで、テーマが「愛」。

遺伝子的に犯罪因子を含む人間を隔離して矯正したり、強制労働させたり、ディストピアな世界の荒廃設定のお話

巨乳でくびれた女性キャラ、悲しい過去を背負ったキャラがドバドバ涙を流す描写、立体的に描かれるモブキャラたち、エロもグロも残酷も下品もてんこ盛りの物語

絵柄とギャグとキャラと下ネタと世界観とだいたいが『癖』で構成されているのにも関わらず、魅力に溢れた漫画

人にはおすすめできないがすごい。読むなよ!絶対読むなよ!

 

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(出典:『狂四郎2030』)

POINT
  • 全20巻 
  • 名作だけど絵柄の癖とエログロで全然人に勧められない

 

『風の谷のナウシカ』

 

終末戦争後に生き残った人類が、わずかに残った清浄な地と水を求めて、さらに奪い合いの戦争を繰り広げて滅亡に向かう物語。

映画は漫画の2巻途中までで、その後は帝国同士の戦争、ナウシカによる大殺戮などで、バイオレンス描写あり、国家間の慢性的な戦争、民族差別、王家の醜い権力争い、人間たちの呪われた運命等、なかなかハードな内容となっている。

 

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(出典:『風の谷のナウシカ』)

POINT
  • 全7巻
  • 漫画版を読むとより一層宮崎駿の凄さがわかります。

 

『リュウマのガゴウ』

 

生態系が崩壊し「白皮」と呼ばれる化け物に怯えながら暮らす中、人類が圧倒的弱者となった世界が舞台

わずかに生き残った人類は、大昔に世界を救った不老不死と言われる「英雄リュウマ」を最後の希望にしてる。

元一般人でありながら「リュウマ」を名乗り、希望の灯を絶やさぬよう、世界を救おうとする何人かの主人公が交錯しまくる、世代交代クロニクル漫画

時系列をシャッフルした構成で、少しづつ歴史が紐解かれていく様と、それぞれの時代のリュウマ達が本当にカッコ良く、時系列や登場人物の関係性が分かった時の面白さ、人類の天敵である白皮との戦争、とても面白い作品。

 

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(出典:『リュウマのガゴウ』)

POINT
  • 全10巻
  • 怒涛の展開、時系列をシャッフルした構成が魅力
  • 異形の生物と生存かけて戦う戦闘がめちゃくちゃかっこいい

 

『地球の放課後』

 

謎の生命体ファントムにより人類が消された世界設定

「世界の終末」を平和だった過去の世界を思い出しながら残った四人が暮らしていく『驚くほど緩やかな日常作品』

冒頭で登場する人類消滅の原因である『ファントム』の存在。

退廃的な世界観、代わり映えしない日常が流れながらも物語の核心に迫ってくストーリー展開、最終巻では、それまでの謎や伏線を、急展開もなく綺麗に回収して完結する。

 

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(出典:『地球の放課後』)

POINT
  • 全6巻
  • 謎や伏線が気持ち良いくらいに回収された見事なラスト
  • 夏と終末と放課後と日常

 

『ギガントマキア』

 

ベルセルクの作者「三浦建太郎」先生の1巻完結作品

1億年後の超未来で展開するのは、ストロングスタイルなプロレス&大巨人ファイト、男塾や北斗の拳、ザ・松田みたいな豪快に偏差値低めな熱血物語。

人族と亜人族が憎しみあい、神話の巨人が存在する1億年後の変わり果てた世界設定に、超画力にモノを言わせて描いた『巨人VS巨人』のバトルシーンはめちゃくちゃ熱い

憎悪を振り回すガッツとは対照的に、相手の憎しみを全身で受け止め、許すキャラクターで、ベルセルクとは対比的な作品。

 

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(出典:『ギガントマキア』)

POINT
  • 1巻完結
  • ベルセルクの連載を止めて描いた重厚なSFファンタジー
  • 荒れ果てた地と進化した異形の動植物、亜人種

 

『進撃の巨人』

 

歴代の漫画の中でも、しっかりと伏線を回収するプロットのクオリティの高さは異常な作品。

巨人がデカいとか、奇行種が気持ち悪いとかそういう漫画だったのに、『進撃の巨人っていうタイトルの意味』、『エレンのお母さん食べた巨人の正体』、『2000年後の君へっていうサブタイトル』、伏線の回収が上手く、物語が進むたび面白くなる。

人気があれば無意味に話が引き伸ばさせられ、まとまりなく続いていく連載もので、時間軸もちゃんと過ぎつつ、見事に話が進んでいく

24巻から、もう一方の側面から物語をなぞり、『理不尽な恐怖の対象でしかなかった巨人達の悲しい物語』が明らかになり、過去から現在へと一本の道筋が明らかになる。

 

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(出典:『進撃の巨人』)

POINT
  • 既刊25巻(2018年5月現在)
  • 綿密に練られた物語の結末が気になる。
  • 物語における視点の多重構造の手本となる作品

 

『7SEEDS』

 

人類球が滅亡した未来、人工冬眠で未来へ送られ、冷凍睡眠から目覚めた少年少女達の物語。

人類滅亡後の日本で、春夏秋冬5つのチームの若者達が冷凍睡眠から目覚め、未来の大地に蒔かれた種として生き抜こうとする、人の死や命の誕生、極限状態での絶望の中で希望を見出だす物語

少女マンガの枠を超え、壮大なスケールの設定で、沢山の登場人物のひとりひとりに個性があって、それをまとめあげる構成力。

 

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(出典:『7SEEDS』)

POINT
  • 全35巻
  • 30人以上の登場人物の個性を際立たせる物語構成
  • 少女漫画界では異様にハードなサバイバル漫画

 

『クジラの子らは砂上に歌う』

 

砂に覆われた世界を追われても諦めず足掻く少年少女の物語。

外界から閉ざされた、砂の海に浮かぶ大きな船のような島「泥クジラ」で暮らす500人ばかりの人々、前史文明の遺物など、多くの秘密を孕んだ世界が舞台

果てのない砂の海と漂流する巨大な漂白船、寄り添って暮らす長命種と短命種、短い一生を終える人々の命と絆、少年と少女の出会い。

内容は重いけど、サブキャラも含めた各キャラそれぞれのドラマ、民族の共存、文書記録の葛藤、短い一生を終える人々の命と絆

不思議と謎に満ちた島に暮らす記録係の少年が記した手記のお話

 

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(出典:『クジラの子らは砂上に歌う』)

POINT
  • 既刊13巻(2018年10月16日現在)
  • のんびり日常系かと思ったらメチャクソ重い話
  • 綺麗な絵がキャラにも背景にも映えて美しい。

 

『テラフォーマーズ』

 

異常な変身を遂げたゴキブリと、それを駆除する為に、他の生物の遺伝子を組み込みその能力を使い戦う、戦士達の物語。

新しい能力が出てくる時のワクワク、戦う背景、陰謀、人間ドラマ、濃さが詰まった熱い展開。

「人種も国籍もバラバラな人々」が「人類の共通の敵」に対して「様々な特殊能力を駆使」して「ド派手な戦争」をするという、娯楽大作映画のテンプレみたいな作品

 

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(出典:『テラフォーマーズ』)

POINT
  • 既刊22巻(2018年11月現在)
  • 戦闘の迫力全てが魅力的
  • 登場人物の独特な比喩表現と台詞回し

 

『セントールの悩み』

 

人間含め四足歩行の哺乳類がおらず、亜人が当たり前になった世界

人外の種族が一般的な世界で、人外女の子たちが『きゃっきゃうふふ』してるだけの緩い物語……と見せかけて、世界観の根底にある”平等”思想強要のディストピアっぷりがたまらない作品。

そんな世界でも何も変わらない日々を楽しむ、女子高生たちの日常を中心にしたお話。かなりふわっとした感じで、物語が進むので日常系が好きならおススメ

 

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(出典:『セントールの悩み』)

POINT
  • 既刊17巻(2018年9月現在)
  • 女子高生の日常、時々百合、時々ディストピア

 

『女子攻兵』

 

女子高生型ロボットに乗り込み、異次元空間で戦争するSFバトル物

精神を汚染する巨大女子高生型兵器に乗った男が、妄想と現実の間で抗う物語。奇抜な設定だけど、重厚なSF読みたい人にオススメ

隅から隅まで非常に狂気に満ちてて、あまり人に勧められる作品ではないけれど、気になる人は是非読んでほしい

作中には、兵士としての主人公を描く物語世界と、女子高生同士のコミュニケーションを描く物語世界の、二つの世界観で描かれており、人間の自由意志というテーマで締めくくられている。

 

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(出典:『女子攻兵』)

POINT
  • 全7巻
  • SF者と映画好きにおすすめしたい傑作
  • 現実と妄想が入り交じる最終章の展開

 

『CICADA』

 

150年後の漫画の所有が禁止される世界で、マンガの力をわが物にできる、特殊な能力を持った「シカーダ」達を描いた作品。

漫画が禁じられた未来の日本で、漫画を現実化させる能力者「シカーダ」の元焚書官が、逃亡生活を送りながら漫画を世界に広めようと奮闘する、数々の名作漫画が実名で登場する近未来SF

漫画を読んで、キャラクターや物語から生きる意味や勇気を受け取る人たちの、たかが漫画に命を懸ける熱を感じたる作品。

 

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(出典:『CICADA』)

POINT
  • 既刊4巻(2018年7月現在)
  • 漫画を現実化する能力者たち、通称”シカーダ”

 

『COPPELION』

 

台場に建造された原子力発電所が地震で爆発し、放射能に汚染された2036年の死都と化している東京が舞台。

遺伝子操作により放射能の抗体を持って生まれたJK3人組が、生存者を救助していく物語、原発事故で死の街となった東京を舞台にした物語は興味深いし、今となっては深い意味がある。

政治や外交の闇、汚染の真実、暗躍する企業などが発覚していき、遺伝子改造受けた人同士が能力で戦うバトル漫画になっている。

 

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(出典:『COPPELION』)

POINT
  • 全26巻
  • 退廃的な雰囲気が好きな人におススメ

 

『BLAME!』

 

巨大建築物に浸食される恐怖を描いたサイバーパンクSF

複雑高度に階層化された無限に増殖し続ける都市が舞台。果てしなく広がる階層都市。 登っても登っても頂上の見えない、惑星を覆うレベルの巨大都市を「ネット端末遺伝子」を探し求めて彷徨い続ける。

サイバーパンクと退廃的な雰囲気、巨大建築物への愛に溢れた作品。

全体像はもはや想像もできない巨大すぎる建造物の内部で起きる一つの小さな集落での物語だが、SFとしてその裏の語られない設定への想像を掻き立てられる世界観のたまらない作品。

 

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(出典:『BLAME!』)

POINT
  • 全6巻(新装版)
  • 妄想捗る世界観がまさしくスルメ漫画
  • 謎多き、サイバーSFの大傑作。

 

『約束のネバーランド』

 

自分達は引き取り手が見つかるのを待っているのではなく、鬼の食料として出荷されるのを待つ『家畜』だと気がついた『孤児院』の子供達の脱走劇。

閉鎖された絶望的な空間から、脱出を計る天才少年少女達と、それをどんどん追い詰めていく大人達のお互いの心理戦

綿密な計画が、海外ドラマを見ているようで、本当に引き込まれるし、細かく伏線もたくさん張られているので考察が楽しい作品。

大きな謎が明かされて一気に視界が広がる演出、希望を見つけた瞬間、その希望がまた絶望に変わるところが見所

 

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(出典:『約束のネバーランド』)

POINT
  • 既刊9巻(2018年6月現在)
  • 壮大で頭脳戦もあるスリル脱獄サスペンス

 

あとがき

もし、このエントリーを読んで少しでも紹介した作品に興味を持っていただけたら、これ以上嬉しい事はありません。

もし他におすすめの漫画があれば、是非コメント下さい!

本記事は随時更新中なので、また面白い作品があったら追加します。お楽しみに!