驚愕の面白さ!10巻以内完結漫画55作品をランキングで紹介!【2018年最新版】

本記事はこれまでに僕が読んできた漫画の中で『4巻~10巻以内完結の』作品を幅広いジャンルに渡ってチョイスし、ランキングにしたものです。

紹介する作品は、おすすめの作品ばかりです。 まだ未読の作品があればチェックしてみて下さい。僕の感想と一緒に楽しんでもらえれば幸いです。

 

55位『恋愛怪談サヨコさん』

 

自縛霊を自分に憑依させられるという特殊体質の美少女の物語。

彼女に憑依している自縛霊は実に800体超、彼女に近づく者は自縛霊達の霊障に当てられてみな不幸になってしまう。

サヨコさんの七転八倒とめげない根性と、それに対して霊に全く左右されない稲葉君が困ったり焦ったり迷惑被ったりツッコんだり…

ストーカーも真っ青なヒロインの暴走アプローチだったり、美人なのに変顔したりと、変態、ストーカー、奇異な行動の数々、話もキャラも一捻りあって、ここでしか読めないラブコメとなっている。

 

f:id:ryocuu:20180314030940j:plain

(出典:『恋愛怪談サヨコさん』)

POINT
  • 全8巻
  • ストーカー一歩手前で好きな人を見守り続ける天然少女
  • 怪談系の話と見せかけてストーカーのラブコメ

 

54位『ザ・ワールド・イズ・マイン』

 

カルト的な人気を集める問題作、作者曰く道徳の教科書らしい。

ショッキングな描写も多過ぎるので、耐性ないと死ぬ。

どこか魅力的な息をするように殺人、強盗を繰り返す殺人鬼モンと、それに憧れて行動を共にする1人の青年の犯罪黙示録。

サイコパスに煽られる民衆、対立する社会、テロリストの母を責め立てるマスコミ等々を絡め、物語が展開していく。

 

f:id:ryocuu:20180707221713j:plain

(出典:『ザ・ワールド・イズ・マイン』)

POINT
  • 全5巻
  • 20世紀最凶の大量無差別殺人の漫画
  • 世間を賑わせた大量殺人犯の身内視点というシンドさ。

 

53位『終極エンゲージ』

 

王様の代替わり毎に、全宇宙で最強の女を決めて最強の子孫を残していく世界設定

壮大な世界観と、掴みの部分が明るい王道バトルラブコメっぽくて引き込まれる。 

宇宙の王様の嫁は宇宙最強である事。そのため、各惑星から女闘士たちが地球にやってきて。バトルロイヤルが行われる、という下地の上に王様の野望が着々と進んで行く

ハードなバトルでありながら、謎が謎を呼ぶ熱い展開になってきて、練られた構成のストーリーも魅力。

 

f:id:ryocuu:20180706183445j:plain

(出典:『終極エンゲージ』)

POINT
  • 全5巻
  • ありがちなトーナメントの形態から、3巻からの超展開
  • 破天荒に強い女性が沢山出てくる

 

52位『エンバンメイズ』

 

ダーツ漫画。ひたすらダーツ。頭使った戦いが好きな人にオススメ。

皆チートなんだけど能力ものではない、ゲームの種類が独特で、180点は基本。 毒ガス吸いながらダーツしたり、負ける権利を10億で売ったりとダーツ漫画じゃないダーツ漫画

主人公が最初から最強、という状態ですが相手も同様のランクでミスなどはほぼない。

結果、試合は技術メインではなく心理戦であり、必中のプレイヤーたちが交わす極限の駆け引き。爽快ダーツアクション。

 

f:id:ryocuu:20181030032212j:plain

(出典:『エンバンメイズ』)

POINT
  • 全6巻
  • 「嘘喰い」が好きな方は好きだと思う

 

51位『鉄腕ガール』

 

敗戦後直後の日本で、女子プロ野球で日本を明るく照らした女性の一生を描いた作品

主人公がかなり強気で、カリスマ性のある女性、唯一アメリカに対して野球を通してぶっこんで行く生き様を描いており

単なる野球漫画ではなく『戦後の混乱期を闘う女の生き様を描いた漫画』。強くていい女描かせたら天下一品の高橋ツトム先生の作品

アメリカが単なる悪役ではなく、その巨大さ・強さ・凄さがよく描かれている分、挑戦者としての日本人・女性の逞しさが際立つ。

 

f:id:ryocuu:20180702175038j:plain

(出典:『 鉄腕ガール』)

POINT
  • 全9巻 
  • 終戦直後の女子プロ野球を題材
  • 主人公のむちゃくちゃカッコイイ生き様に感服。

 

50位『絶園のテンペスト』

 

シェイクスピアを下敷きに、謎の死をとげた妹の復讐をするために、2人の主人公がある大きな事件に関わっていき、真実を明らかにしていく物語

復讐+救世主+魔法と言うようなお話で、とても説明が難しい

復讐劇と謎解きを重ねあわせた緻密な構成、明確なキャラ付けと動機付け、密接で入り組んだ人間関係、個人の動機が絡み合って1つの大きな結末に収束する作品

 

f:id:ryocuu:20180808042725p:plain

(出典:『絶園のテンペスト』)

POINT
  • 全10巻 
  • すべてのパーツがハマる快感を味わえる作品
  • シェークスピアなどを引用するこったセリフ回し

 

49位『Red Raven』

 

「一人を殺し千人を恐怖させよ」そんな言葉を掲げる機関に属する政府に雇われてる処刑執行人のお話。

主人公は眼帯オカッパ前髪パッツンの少年、暗い過去があり、武器はギロチンの刃というギャップもまた魅力。

そんな、処刑器具をモチーフにしたキャラクターと、メリハリのある絵柄がドツボにハマル、血と銃と人体実験と仲間が絡むダークファンタジー

 

f:id:ryocuu:20180706181552p:plain

(出典:『Red Raven』)

POINT
  • 全9巻
  • マフィアと政府みたいな関係が好きな人におすすめ
  • 暴力には、暴力。対マフィア専門の処刑人集団

 

48位『青春兵器ナンバーワン』

 

青春を楽しむために悪の組織から抜け出してきた人型兵器(達)と、世界平和を守る対抗組織の天才エージェント(達)が、頑張って平和な学園生活を送ろうとする物語

真面目にやればシリアスSFにできそうなものを、キレッキレギャグに昇華させてる高度な作品

『斉木楠雄のψ難』と同じように「理不尽な暴力、激しいツッコミ、本当のダメ人間」という、誰か一人が理不尽に酷い目にあったりしないから、読後感がとても良い

 

f:id:ryocuu:20180719233526j:plain

(出典:『青春兵器ナンバーワン』)

POINT
  • 全7巻
  • 理不尽がまるで無い世界であり、爽やかな読後感
  • 青春と見せかけてろくなことが起きない学園ギャグ

 

47位『一週間フレンズ。』

https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51BfZvc8zvL.jpg

 

一週間で友達との記憶が消える少女と、それでも友達になろうとし続ける少年の物語。

一週間おきに,「友達になってください」と言い続ける粘り強さと想い、作画を含めストーリー全体の雰囲気もとてもほんわかしている

日常の何気無いシーンや、ほのぼのギャグは4コマで展開して、大事な場面で大きいコマを使って演出する手法もとても魅力的。

 

f:id:ryocuu:20180307215407p:plain

(出典:『一週間フレンズ。』)

POINT
  • 全7巻 
  • 一番の魅力は主人公の純粋さとひたむきさ

 

46位『特攻の島』

 

人間魚雷の回天隊に志願する若者と、取り巻く人々の心の葛藤と、死が突き刺さる作品

主人公は回天が兵器として全く役に立たないことを知っている、守るべきものも勝利への期待もない。

そんな中「人間魚雷(自殺)」に意味を見出そうとする。なぜ回天は作られたか、なぜ何のために志願したのか…

当時の日本人の男性が背負っている業や、覚悟や、恐怖や、仕事への悲壮感などを、時代をさかのぼって感じとれる作品。

 

f:id:ryocuu:20181002134453j:plain

(出典:『特攻の島』)

POINT
  • 全9巻
  • 海の特攻隊を軸に展開される若者達の物語

 

45位『棺担ぎのクロ』

 

呪いを背負いながら旅をつづけるクロが、魔女に掛けられた『身体に黒が広がる呪い』を解くために旅をする切ない旅の物語。

ダークなジブリみたいな世界観独特の絵柄で、明るい話から人間のドス黒い話まで、描かれる世界は暗くて暖かくて引き込まれる

「白」と「黒」で世界観を表現、絵本のような可愛いイラストに練られたストーリーと張り巡らされた伏線が、絶望的なラストを予感させる。

 

f:id:ryocuu:20180622142939j:plain

(出典:『棺担ぎのクロ』)

POINT
  • 7巻完結
  • 革命的な4コマ漫画
  • 可愛い絵柄に重ためで独特な世界観

 

44位『今日のユイコさん』

 

「きちんと告白とかしてないけど付き合ってるっぽい」的な微妙な距離感の男女のラブコメ

『融通の効かないユイコを、その彼氏のトモヤがうまく支えながら二人の距離を縮めていく』というイチャコラを楽しむ作品。

話が進むにつれてヒロインのデレ率が加速して微笑ましい

主人公との恋愛をちゃんと軸に据えてあり、登場人物の魅力を描きながら、各巻の最後に次のステップへ進む盛り上がりを作る構成、大変良いニヤニヤ作品

 

f:id:ryocuu:20180310003740p:plain

(出典:『今日のユイコさん』)

POINT
  • 全5巻
  • 超魅力的なツンデレを描く青春ラブコメ

 

43位『武装錬金』

 

るろうに剣心で有名な和月伸宏先生の作品

主人公が怪物に襲われて落命した後、錬金術の力で蘇り戦士として戦いに身を投じる姿を描いている少年漫画

ジャンプの王道バトル漫画にしては珍しく、ラブコメ要素強め、最初はヒロインの背中を追っかけて、がむしゃらに戦う主人公が、物語進むにつれて、逆に見送られ最初と立場が逆転する死ぬほど燃える展開

自分の身を省みず、周りの人を守るために戦い続ける、偽善者扱いされて悩んだり、戦いに苦しむ独白のシーンやラストバトルでの選択が面白い。

 

f:id:ryocuu:20180607205924j:plain

(出典:『武装錬金』)

POINT
  • 全10巻 
  • 10巻の尺でかなり大規模などんでん返しの構造

 

42位『うさぎドロップ』

 

30歳の独身男ダイキチと、祖父の隠し子である6歳の『りん』が織りなす二人三脚の生活を描いた物語。

子育てを描いていく中で、子育てって何?親って何?と疑問を持ちながら成長していくさまが、非常に丁寧に描かれており、子供の視点と大人の視点両方から見れる。

全体を通して温かみに満ちた作品であり、老若男女万人向けの素晴らしい作品

 

f:id:ryocuu:20180613224816p:plain

(出典:『うさぎドロップ』)

POINT
  • 全9巻 番外編1巻
  • 衝撃のラストで賛否分かれる、ほのぼの系だから余計に…

 

41位『左門くんはサモナー』

 

ハイテンションツッコミを極上のテンションで連打する傑作コメディ

強力な召喚術を扱えて性格最悪だけど、欠点が多すぎて憎めない主人公と、スタイル良くてツッコミ気質な天使なヒロイン、その二人と共にある人々や悪魔を巻き込んだギャグ作品

ヒロインの天使河原さんは、その名の通りとてもいい子なのだけど、それが気に食わない、悪魔召喚出来る陰険な主人公がくだらない悪魔を召喚しては彼女にぶつけて嫌がらせをする物語。

 

f:id:ryocuu:20181120173251j:plain

(出典:『左門くんはサモナー』)

POINT
  • 全10巻
  • クズを極めた主人公に天使すぎるヒロイン

 

40位『エム×ゼロ』

 

魔法が使えない主人公の魔法学園生活

魔法が使えないのに何故か最強だと勘違いされた主人公が、魔法学園に侵入して、魔法無力化だけを武器に戦う物語

魔法を一切使えない、なんの能力もない主人公が、機転とハッタリと、持ち前の運動神経だけで強大な魔法に挑んでいく魔法学園ファンタジー

設定がしっかりしているので、バトルファンタジーとしても楽しめる、当時ジャンプで人気漫画がありすぎて、打ち切りエンドで終わってしまった不遇の作品。

 

f:id:ryocuu:20181120175616p:plain

(出典:『エム×ゼロ』)

POINT
  • 全10巻
  • いわゆる「主人公最弱系魔法学園もの」

 

39位『鬼死ね

 

人間に嫌われる特異体質の赤鬼と鬼に嫌われる青鬼の話。

シリアスとギャグとエロを豪快にぶっ込んでてお勧めするのも人を選ぶ感じなんだけど、鬼が題材ということで、ファンタジー要素があるが、明らかに社会におけるマイノリティを題材とした漫画。

適度なギャグ要素で深刻になり過ぎないバランス感覚が素晴らしい

ギャグのシュールさ、リアルな暴力、中学レベルの下らないエロさ、思いやる秘めた気持ち。意外すぎる展開。そして4巻完結だが、作者ブチ切れたか、全然終わってない。

 

f:id:ryocuu:20181120181550j:plain

(出典:『鬼死ね』)

POINT
  • 全4巻
  • 現代社会に生きる赤鬼と青鬼の中学生の双子
  • シリアスとコミカル、独特な絵柄もまた魅力的

 

38位『少女終末旅行』

 

文明が崩壊し、殆どの生物が死滅した世界を、2人の女の子が旅をして、文明の遺産を発見したりするディストピアな物語

文明が滅んで人類滅亡寸前の世界で2人の少女が「最上階」を目指し、巨大な階層都市を宛もなくさ迷う。終末を迎えた世界でも二人ならどこか楽しそうな作品。

完結した後もファンによって様々な考察がなされるなど、非常に読み応えのあるSF作品となっている

 

f:id:ryocuu:20181120215944j:plain

(出典:『少女終末旅行』)

POINT
  • 全6巻
  • 名作ほのぼのディストピア漫画
  •  世界観は悲壮感が漂うのに、ゆゆ式のようなキャラ

 

37位『最終兵器彼女』

 

札幌が舞台の漫画、主人公は高校生のカップル

日常の中に突然ミサイル飛んできて、普通の高校生が急速に戦争に巻き込まれていく…

戦争勃発中の世界で、兵器化され、戦場に駆り出される女の子と、その彼氏の宇宙一切ないラブストーリー

タイトルのインパクト、ギャグ漫画かなと思って手にとって見たときのシリアスな表紙絵とのギャップが凄い

第一話のほのぼのラブコメ展開からの札幌空襲彼女兵器化の絶望感1巻終盤でのすれ違いによる大絶望感、是非読んでみてください。

 

f:id:ryocuu:20180903033919j:plain

(出典:『最終兵器彼女』)

POINT
  • 全7巻+外伝1巻
  • 少しだけ見えた希望や理想が粉々になる
  • 激激激激激激鬱漫画

 

36位『五佰年BOX』

 

表紙通り、500年前に繋がっており「未来」である現在にも影響を与える「箱」をキーアイテムにした物語

箱庭への干渉が現実世界にも影響を及ぼすというユニークな設定。

主人公の視点だけで話が進まないのがこの漫画のキモ。多面的な語り手を用いたことで、今まで読んだ事のない設定と、先の読めない展開を出し、読み応えのある物語になっている。

登場人物の服装や単行本の帯など、作者の作品へのこだわりの強さが感じられる良い漫画

 

f:id:ryocuu:20181018015617j:plain

(出典:『五佰年BOX』)

POINT
  • 全4巻
  • 世界観設定が新鮮。箱庭をキーとしたミステリー

 

35位『七夕の国』

 

寄生獣の岩明均先生の作品。紙に穴を開ける程度の超能力しか持たない主人公が、自分の祖先のルーツである奇妙な村と、その一族の歴史と謎に迫る小さく壮大なSF漫画。

大きな話が小さな村で起きるという対比がポイント。最初から最後までかなり計算しつくされてる感があり、序盤に散りばめられてた伏線とタイトルの意味が終盤分かる

丁寧に作り込められていた謎や伏線も派手さはないが、綺麗に解かれて。全4巻と短くまとまっていている名作。

 

f:id:ryocuu:20180625222848p:plain

(出典:『七夕の国』)

POINT
  • 全4巻完結
  • 話のインパクトは寄生獣に負けるけど纏まっていて無駄がない。
  • 主人公がモブサイコの『モブ』みたいな考え方

 

34位『リュウマのガゴウ』

 

生態系が崩壊し「白皮」と呼ばれる化け物に怯えながら暮らす中、人類が圧倒的弱者となった世界が舞台

わずかに生き残った人類は、大昔に世界を救った不老不死と言われる「英雄リュウマ」を最後の希望にしてる。

元一般人でありながら「リュウマ」を名乗り、希望の灯を絶やさぬよう、世界を救おうとする何人かの主人公が交錯しまくる、世代交代クロニクル漫画

時系列や登場人物の関係性が分かった時の面白さ、人類の天敵である白皮との戦争、とても面白い作品

 

f:id:ryocuu:20180622175947p:plain

(出典:『リュウマのガゴウ』)

POINT
  • 全10巻
  • 怒涛の展開、時系列をシャッフルした構成が魅力
  • 異形の生物と生存かけて戦う戦闘がめちゃくちゃかっこいい

 

33位『山賊ダイアリー』

 

漫画家でありながら狩猟免許を持ち、山や森で狩りをし猟師として生活している岡本先生の日常を描いたエッセイ漫画

山での狩猟と食事がメインのお話や、鳥を銃で撃ち、イノシシを罠で捕らえ、野草を取り、すっぽんを釣り、銃や罠の種類、動物の解体や山歩きなどの、異様な知識量と行動力、行き当たりばったりで危険もあるのにボノボノ読める

 

f:id:ryocuu:20180523141847j:plain

(出典:『山賊ダイアリー』)

POINT
  • 全7巻
  • 実際に狩猟をした実体験を元に描いた狩猟ライフ
  • カラスでも蛇でもなんでも食う
 

32位『地球の放課後』

 

謎の生命体ファントムにより人類が消された世界設定

「世界の終末」を平和だった過去の世界を思い出しながら残った四人が暮らしていく『驚くほど緩やかな日常作品』

冒頭で登場する人類消滅の原因である『ファントム』の存在。最終巻では、それまでの謎や伏線を、急展開もなく綺麗に回収して完結する。

 

f:id:ryocuu:20180720020013j:plain

(出典:『地球の放課後』)

POINT
  • 全6巻
  • 謎や伏線が気持ち良いくらいに回収された見事なラスト
  • 夏と終末と放課後と日常

 

31位『ACCA13区監察課』

 

13の自治区を持つ王国で、自治区を視察する職務に就いている主人公が、水面下で進行するクーデター計画に、静かに巻き込まれる物語

お洒落な雰囲気の世界観に加え、黒幕に黒幕を重ね、それを徐々に展開していく。クライマックスまでの運び方がとても上手い構成

制服、主従、年の差、心理戦、スパイ、厨二要素満載な上に、淡々と進む物語の中に散りばめられた伏線の鮮やかな回収が見事な『スルメ漫画』

全体を通してタバコがキーアイテムになっており、この世界ではタバコは高額品で金持ちの道楽という設定も粋。

 

f:id:ryocuu:20180810032414p:plain

(出典:『ACCA13区監察課』)

POINT
  • 全6巻
  • 終盤は驚きの連続。人間模様にぞくぞく
  • 素晴らしい構成力。正しく美しいラスト

 

30位『刻刻』

 

サイバーも宇宙人も近未来兵器も出てこないリアルな現代感、時が止まった世界で、一般家族が宗教法人と戦うSF作品

独創的な世界観だけあって設定や描写が細かい  誰もが考える設定で誰も思いつかない物語。

止まった世界の中だけで物語を動かしていく「止界」のアイデアが秀逸で、騒動に巻き込まれた全員が、止められた時間の中だけで、常に緊迫感のある展開を創造。

時が止まっている中で刻々と変わる状況を、時間をかけてじっくりと描いていて、とても引き込まれる。

 

f:id:ryocuu:20180720012007j:plain

(出典:『刻刻』)

POINTル
  • 全8巻
  • 緊迫感と常に驚きを与えてくれる世界観が本作の魅力
  • 「寄生獣」を好きな人は相性が良いと思う

 

29位『ペリリュー─楽園のゲルニカ』

 

戦争末期、日米両軍が多数の犠牲者を出した悲惨なペリリュー島での戦いをテーマをカワイイ絵柄でリアルに綴る。

戦闘能力のない功績係の兵士の視点から描いており、時間を稼ぐために死ぬことを求められた個人たちの物語。

あまりに凄惨な戦場で精神が錯乱したアメリカ兵や、日本兵が実際に行ったとされる残忍な処刑など…

可愛いキャラクターと、深く重い内容とのギャップが戦争の悲惨さを際立たせており、戦争を知らない世代が、戦争の現実を知ることができる貴重な作品。

 

f:id:ryocuu:20180622053304j:plain

(出典:『ペリリュー─楽園のゲルニカ』)

POINT
  • 全5巻
  • 可愛い絵柄と残酷な表現で語られる戦争のリアル

 

28位『空が灰色だから』

 

少年少女達の繊細な心情を描いた多彩な内容の短編集。

身に覚えのある思春期のひりついた感情を思い起こさせる、酸いも甘いも知る青春時代を濃縮して固めたような漫画

ほのぼのから、うだる様な嫌悪感まで、突き刺さるような心理描写が多いので、延々とみぞおちを殴られ続けるような、気持ちを灰色にしたい方にオススメ。

 

f:id:ryocuu:20180622054440j:plain

(出典:『空が灰色だから』)

POINT
  • 全5巻
  • 魅力はやっぱり時折挟まれる精神的な残酷描写

 

27位『狼の口 ヴォルフスムント』

 

1315年のモルガルテンの戦いの前後を描いた残酷な物語、誇張はあるがリアルな中世の攻城戦を描いた素晴らしい作品

平たく言ってしまえば、中世ヨーロッパを舞台にした関所破りのお話で、密行者だとバレたら死ぬ。死にまくる。非常にキツいお話

騎士vs農民、圧倒的支配に弱者の反乱から攻・籠城・追撃戦まで揃えており、頭から最後まで、息継ぎない殺戮と虐殺、殺戮と虐殺で、「自由」のために戦う人が無残に死んでゆく場面が多いが、想いは受け継がれてゆく…

 

https://pbs.twimg.com/media/DC5QoHtUMAAE-_C.jpg

(出典:『狼の口 ヴォルフスムント』)

POINT
  • 全8巻
  • スイス独立の史実をもとにしたレジスタンスと権力者の争い 
  • 救いなさすぎて辛い 激しく欝になる

 

26位『テルマエ・ロマエ』

 

古代ローマの浴場と現代日本の風呂をテーマにしたギャグ漫画

ギャグありロマンスあり歴史蘊蓄あり珠玉の出来で6巻で綺麗に完結

あの原作漫画を実写といったら、どうなるのか。誰もが思った。しかし、その期待を裏切るほどの出来栄え、原作を知らないファンが、映画から原作を知るような方が多かったのが印象的。

イタリア人達に混ざってても違和感なさ過ぎる阿部寛はじめとするローマ人サイド(日本人)完璧すぎるキャスティング。

 

f:id:ryocuu:20181022055725p:plain

(出典:『テルマエ・ロマエ』)

POINT
  • 全6巻
  • 壮大かつ絶妙な天丼と良質なネタ

 

25位『かんかん橋をわたって』

 

激アツすぎる。嫁姑がテーマの漫画

主人公が姑からの嫌がらせに気づくところから物語が始まる

嫁姑の家庭内ドロドロ物語だと思わせて、途中からスケールがどんどんデカくなり、悪に立ち向かうジャンプ系ヒーロー物語に急展開…

徐々に少年漫画になり、中盤で仲間をあつめて能力に目覚め、最終的に知謀と策略と暴力うずまくバトル漫画になり、人生に大事な教訓を教えてくれる壮大なエンドを迎える

 

f:id:ryocuu:20180810015504j:plain

(出典:『かんかん橋をわたって』)

POINT
  • 全10巻
  • 過去の因縁と伏線回収が激熱 
  • 嫁姑問題から、いつの間にかジャンプみたいな展開に…

 

24位『蟲師』

 

人でも動物でもない不思議な存在「蟲師」を生業とする主人公「ギンコ」が様々な「蟲」が引き起こす事象に対峙していく物語。

ひたひたと染み入るような静けさと、懐かしいような幻想描写が独特の画風

人間に寄生して生きる「蟲」や、自然現象そのものな「蟲」もいたりで、人間の生活に関わるものが作中では多く登場する。

陰鬱な湿度のある世界観、生い茂った深い緑や一面に広がる田畑など、日本の原風景を思わせる背景美術が非常に魅力的。

 

f:id:ryocuu:20180702213555p:plain

(出典:『蟲師』)  

POINT
  • 全10+1巻 
  • 独特の暗い語りと静かな仄暗い物語

 

23位『戦闘破壊学園ダンゲロス』

 

怪々な能力を身につけた魔人と呼ばれる高校生の男女60名が、生徒会サイドと、番長サイドに分かれて全力で殺しあう超級エンタメ作品

能力バトル物なんだが、バトルシーンに情け容赦が全く無い。

爆弾を置いて敵を全滅させる様な、物語の見せ場の上、普通は使わない必殺、必勝の手段を両陣営が平気で使う

基本的に能力が馬鹿馬鹿しいものが多いけど、内容はガチ、結構緻密に伏線が張り巡らされてて、最後まで緊張感のある展開で、全8巻という程よい長さでまとまっている。

 

f:id:ryocuu:20180624203925j:plain

(出典:『戦闘破壊学園ダンゲロス』)

POINT
  • 全8巻
  • 頭のイカれた面白い能力と、スーパーチートの転校生
  • 無茶苦茶な設定、予測不能な流れとミスリード含む伏線

 

22位『クロノクルセイド』

 

ニューヨークを舞台に、自分の寿命と引き換えに悪魔に力を貸して悪魔と戦うシスターの物語

前半こそ、コメディも交えてはいるものの、「人間と悪魔(の信頼関係)」や「死生観」がテーマとなっていて、後半に入るにつれて、ダークでシリアスな悲劇物へと変貌する。ラストは衝撃的

8巻という短い巻数ながらも、伏線を回収してスッキリ完結へ向かう。エンディングも、作中で何度も示唆されていた彼女の寿命について誤魔化さずに描かれており、最後の見開きは感動する。

 

f:id:ryocuu:20180729224315j:plain

(出典:『クロノクルセイド』)

POINT
  • 全8巻
  • ラストの感動と絶望は素晴らしい 
  • 王道の良さをこれ以上無いほど表現してくれた隠れた名作

 

21位『いぬやしき』

 

突如強大な力を手にしてしまった『爺』と『クソガキ』の物語。

ひょんなことから、ある事故に巻き込まれ、全身サイボーグ化し、危険を察知すると身体がトランスフォームする。

全く性質の異なる二人が、同じ人智を超えた能力を手に入れ真逆の行いをする。『善と悪』、立場は違えど互いに鬱積した感情を吐き出していく対比が面白い 

 

f:id:ryocuu:20180706182514j:plain

(出典:『いぬやしき』)

POINT
  • 全10巻
  • 爺と少年の対比
  • 作者はガンツの奥浩哉

 

20位『幽麗塔』

 

医龍で一斉を風靡した乃木坂太郎が有名小説を漫画化したもの

古い時計塔で起こった、ある殺人事件。その古い塔に眠る財宝を狙う主人公と、謎の殺人鬼「死番虫」、警察や塔の持ち主の思惑も入り乱れ、無関係な主人公が徐々に巻き込まれていく物語

本格ミステリーの中に「人らしさ」「友情」とは何かというテーマがあり、誰の話が本当で、ウソなのか。

伏線をヒントに推理も楽しめる。良質なエンターテイメント作品

 

f:id:ryocuu:20181018054839j:plain

(出典:『幽麗塔』)

POINT
  • 全9巻
  • 乱歩と横溝正史混ぜたようなサスペンス
  • 絵が綺麗なので余計に不気味さが増し引き込まれる

 

19位『日常』

 

唯一無二な世界観を持ったシュール日常作品。

現実の日常とも、漫画設定にありがちな、いわゆる「日常系」とも違う、女子学生ゆっこの周りで起きる不思議でシュールな日常を描いた物語。

説明は不要、訳の分からない出来事に訳も分からず、一生懸命に取り組むキャラクタ達の滑稽さ想像の斜め上をマッハで殴打するようなシュールギャグの応酬を満喫できる。

 

f:id:ryocuu:20180620151545p:plain

(出典:『日常』)

POINT
  • 全10巻 
  • 不条理な「日常」を題材にしたシュールな作風
  • 登場人物の多くが非常に個性的、奇想天外な出来事に翻弄される

 

18位『アドルフに告ぐ』

 

ヒトラーはじめ3人のアドルフを軸に描く戦争の物語。

登場する三人のアドルフの一人は、神戸でパン屋を営む亡命ユダヤ人の息子。もう一人のアドルフはもちろんアドルフ・ヒトラー。

ナチスだろうと、日本の陸軍将校だらうと、そしてヒトラーだろうと徹底的に「人間」として描く、手塚治虫一流のヒューマニズムと戦争観が凝縮された作品。

POINT
  • 伏線だらけ、タイトルまでも伏線、最終巻で一気にくる。
  • 人種差別、愛、友情が複雑に絡む手塚治虫の作品
  • 5巻完結

 

17位『僕だけがいない街』

 

一気読みしたくなるミステリー漫画

"リバイバル"という能力をもつ主人公が、母親が殺されたことをきっかけに、18年前に戻され、当時起こった連続誘拐殺人事件に立ち向かう物語

謎とヒントを与え続けながらグイグイ読み込ませていき、張り巡らされた伏線や最終決戦での怒涛の展開、犯人が判明するシーンや、駆け引きのシーンにドキドキ

最終話の展開含め、あらゆる方向からの「ミスリード」と、その中の真実に近づく「スリル」への追求に尽きる作品。

 

f:id:ryocuu:20180807034248j:plain

(出典:『僕だけがいない街』)

POINT
  • 全9巻
  • タイムリープを使ったミステリーもの 
  • タイトルの真意にはシビれる丁寧な作品

 

16位『風の谷のナウシカ』

 

終末戦争後に生き残った人類が、わずかに残った清浄な地と水を求めて、さらに奪い合いの戦争を繰り広げて滅亡に向かう物語。

映画は漫画の2巻途中までで、その後は帝国同士の戦争、ナウシカによる大殺戮などで、バイオレンス描写あり、国家間の慢性的な戦争、民族差別、王家の醜い権力争い、人間たちの呪われた運命等、なかなかハードな内容となっている。

 

f:id:ryocuu:20181002143551j:plain

(出典:『風の谷のナウシカ』)

POINT
  • 全7巻
  • 漫画版を読むとより一層宮崎駿の凄さがわかります。

 

15位『走馬灯株式会社』 

 

自分の人生をDVDで振り返る事が出来る走馬灯株式会社。

突如現れる走馬灯株式会社に迷い込んだ人の人生が、DVDで見れるという世にも奇妙な物語を彷彿させる作品。

エピソードで区切られているので最後まで飽きずに読め、サスペンス、ハートフルなど様々なジャンルがあり、基本1~2話完結型の短編集みたいなものかと思いきや、展開は、毎回毎回予想の斜め上

少しずつ伏線回収がされていって、ラストには一人にまつわる長い話が、怒涛の展開で完結する内容

 

f:id:ryocuu:20181117103635j:plain

(出典:『走馬灯株式会社』)

POINT
  • 10巻完結
  • 初めての連載とは思えない、作者の力量に脱帽

 

14位『聲の形』

 

聴覚障害の西宮さん、それを小学生の頃いじめてた石田くんがお互いに高校生になって再会するところから物語が始まる。

障害者、いじめ、母子家庭、教育現場の問題、その他を雑多に、突っ込んで描かれている作品。少年誌では、障害者を題材にすることはタブー視されている感があって、触れられることが少ない題材にあえて挑戦した漫画

『障がい者』と『そのいじめっこ』という敏感な題材が扱われているせいで、ついそっちに目がいってしまうのだけど、

物語の本質は、自分を肯定できない二人の救済の物語。

傷を負った二人だからこそ、その救済には感動がある。自らを肯定できた時世界が開かれる。人生のリスタートにパワーをくれる作品

 

https://pbs.twimg.com/media/Dc-67rWX0AA6CV5.jpg

(出典:『聲の形』)

POINT
  • 全7巻
  • 個人的に自己啓発に分類される漫画
  • ノリで見ると精神的にズタボロにされる

 

13位『道士郎でござる』

 

アメリカからやってきたべらぼうに強い「武士」の少年と、人並みに臆病だけど行動力と良心がある主人公が出会い、色々と大変なことになる物語。

真の主役がサムライの道士郎じゃなく、振り回される側の、小ちゃいのにゴリゴリの不良や、マジモンの極道に挑んでいく、少年の成長物語であり、その仮定は笑えて、とても熱い

今日から俺はの作者西森博之の作品。

知名度は低いが、実は誰が読んでも爆笑してしまう漫画なんじゃないだろうかと思っている。

打ち切り感もあるけれど、全体として纏まっているし、何より面白い

 

f:id:ryocuu:20180425004841j:plain

(出典:『道士郎でござる』)

POINT
  • 全8巻
  • とりあえず笑いたい時によく読める漫画

 

12位『プラネテス』

 

2070年代、人間が宇宙でも生活する近未来が舞台

宇宙でのゴミ拾い業をメインに一話完結のエピソードが続く。

『月で生まれ育った少女の話』『宇宙からは国境は見えないのに宇宙でも国からは逃れられない話』など、様々な人種、世代、立場の人間、様々な角度からエンターテイメントに迫る展開。

熱い人間達のドラマを軸に、深いテーマ性も感じさせるレベルの高い話数が積み重ねられ、伏線を回収して、感動的なラストで幕を閉じる。

 

f:id:ryocuu:20180629160515j:plain

(出典:『プラネテス』)

POINT
  • 全4巻
  • 様々な人種、世代、立場の人間が集まる宇宙

 

11位『懲役339年』

 

懲役339年を課せられた大犯罪者"ハロー"の生まれ変わりとして、産まれてすぐに刑務所に入れられた『歴代ハロー』の物語

「転生、生まれ変わりが信じられている」世界設定で、生まれ変わりが残りの懲役刑を引き継ぐという斬新な世界観

4巻とは思えない壮大な物語はどれをとっても一級品

ライトな画とそれに対照的な、張り巡らされた伏線・重厚なストーリー、 重苦しいタイトルと序盤の展開からは予想できない最終回、読み手の様々な感情を揺さぶる作品

 

f:id:ryocuu:20180807020955p:plain

(出典:『懲役339年』)

POINT
  • 全4巻 
  • 漫画というより映画、ストーリー構成力が尋常じゃない

 

10位『坂道のアポロン』

 

60年代の長崎を舞台に、ジャズを通じて心を通わせる不良と優等生、二人の少年の物語

ナイーブな少年とバンカラな少年が、ジャズを通して友情を深め合い、恋に破れたり成長したりする『のだめ』に負けず劣らず、ジャズの音が聞こえてきそうな「音の鳴る」漫画

昭和の空気や九州の方言の雰囲気と合わせて、お話全体に哀愁があり、ジャズに相応しいパワーと憂いを秘めた、グッとくる青春群像劇

 

f:id:ryocuu:20181021020451p:plain

(出典:『坂道のアポロン』)

POINT
  • 全9巻 + 番外編1巻
  • 連発される青春モノとは一線を画す作品
  • 友情&恋&涙あり、実写化された傑作!

 

9位『天元突破グレンラガン』

 

ロボット作品の中でも絶大な人気を誇るグレンラガン!

人類は地下に穴を掘り、長い間細々と暮らしいてた。その中の2人、シモンとカミナは地上の世界を夢見ていた。これは、運命と闘い続け、世界に風穴を開ける男の一生を描いた物語

コンセプトは 『ドリル』を核に据えた物語

ロボアニメ苦手な人にも薦めたい。熱い熱い魂の男の義務教育作品。男のロマンの塊、合体あり、変形あり、必殺技あり、涙あり、笑いあり、熱い戦いあり、物語に重要な『ドリル』の設定・魅力的なキャラクターに心が熱くなる!

 

f:id:ryocuu:20181119121517j:plain

(出典:『天元突破グレンラガン』)

POINT
  • 全10巻
  • 言わずと知れた最高にアツい漢の教科書

 

8位『デビルマン』

 

デビルマンは、「強くてかっこいいヒーロー」でもあるのですが、その彼が守るべき人間を殺し、見捨てるに至るところが重要

「全く救いのないバッドエンド」「漫画の衝撃的なラスト」というと必ず名前があがる作品。そうなるまでの経緯も衝撃的、たった5巻、連載期間1年であることを忘れさせる濃厚さ。

実写デビルマンについて▼

見ると人生を棒に振ったような気分になる、「実写化はこれをやると失敗するよ」という要素が全て含まれており、その点を見れば良作といえる。

人生における貴重な二時間を完全にドブに捨てるハメになるため、視聴者が完全にバッドエンド

 

f:id:ryocuu:20180709001734j:plain

(出典:『デビルマン』)

POINT
  • 全5巻
  • 物語の中に人間の本質を完全に昇華した作品

 

7位『彼方のアストラ』

 

惑星旅行にきた少年少女9人が遭難事故するお話。

疑問ばかりの序盤が中盤になると疑惑に変化し、最終巻に近付くにつれ、散らばった伏線が深まって、読了後の満足感がえげつない。

緻密に構築された物語に唸らされ、ミステリー作品としても秀逸

五巻で綺麗に纏まっており、全巻通しての表紙の意味が、クライマックスでわかるという完璧な作品。

広がる宇宙を背に、宇宙船とスペーススーツの少年少女、モチーフの全てがレトロSF・冒険・サバイバル・青春群像の魅力が満載

 

f:id:ryocuu:20180526130519p:plain

(出典:『彼方のアストラ』) 

POINT
  • 全5巻
  • 細部まで美しい画、SFの想像力、舞台設定、全てが凄い
  • 随所に散りばめられた伏線が回収と、どんでん返しが目白押し

 

6位『HELLSING』

 

狂気の沙汰ほど面白い・・・その言葉を何より体現した漫画。

英国を舞台に、カトリックやらプ ロテスタントやらナチの残党やらが戦争をするお話。主要キャラは不死身のヴァンパイア

登場人物の潔く、爽快なまでの狂いっぷりは非常に濃く、まともな人を探すほうが難しいぐらい敵も味方も狂人だらけ。そんな彼らが発する「独特の台詞回しはセンスと個性に溢れ、シビれさせてくれる。

 

f:id:ryocuu:20180716220718j:plain

(出典:『HELLSING』)

POINT
  • 全10巻
  • 主要キャラクターがほぼ全員狂ってる上に厨二
  • 画風、セリフ回し、内容がトコトン濃い。

 

5位『惑星のさみだれ』

 

地球を砕こうとしている悪の魔法使いから地球を守る、主人公ら12人の超能力者たちの物語

この作品が凄いのは、本来地球を守るべき立場であるヒロインは「地球は自分が壊すから敵になど壊させない」という思想の魔王、主人公は、そんな地球を破壊を目論む女に心酔し、共に地球破壊を目論むとこから物語が出発する

その過程で子供達が尊敬できる大人と出会い、そんな風な大人になろうと、ゆっくりと変わっていく過程が丁寧に描かれている。

丁寧な伏線回収、主人公の成長、登場人物それぞれの見せ場、全部詰まって全10巻、これ以上に綺麗に終わった作品は他にない。

 

f:id:ryocuu:20180621225808j:plain

(出典:『惑星のさみだれ』)

POINT
  • 全10巻
  • 厨二病チック、作者のメッセージ性が強い良作  
  • 1、2巻が痛い。3巻まで忍耐を試される作品(一気買い推奨)

 

4位『スピリットサークル』

 

手塚治虫「火の鳥」も彷彿とさせる壮大な輪廻転生の物語

主人公とヒロインの「過去生」(いわゆる前世)の因縁が物語の軸で、二人を中心に現在のキャラが、前世で様々な関わりを持っていた事が明らかになっていく物語

1巻の壮大なスケールの物語の幕開けと、謎めいた伏線の種まき

その上で『輪廻』というテーマの魅力予想外の展開、自問自答を繰り返すキャラクター、全てが噛み合って進んでいく様をしっかりと描いておりエンタメ性も高い

輪廻転生してるので、過去生が回数を重ねるごとに重層して物語が積み上がる仕組み。全6巻でホントに物語構成が素晴らしい

 

f:id:ryocuu:20180625220423j:plain

(出典:『スピリットサークル』) 

POINT
  • 全6巻
  • 輪廻の中で起こる様々な物語が、一つの始まりに収束していく
  • 何度か読むたびに理解が深まるスルメ作品

 

3位『ブラック・ジャック創作秘話』

 

漫画史にきらめく不朽の名作「ブラック・ジャック」マンガの神様と言われた『手塚治』の人間臭さと周囲の人たちの、創作現場、現場を関係者の証言で再現したノンフィクション

当時の熱量が伝わってくるタッチ、信じられないような天才ならではのエピソード満載の作品。現場の奮闘の迫力が胸に迫る漫画

 

https://pbs.twimg.com/media/DIEuBikV0AA6VH6.jpg

(出典:『ブラック・ジャック創作秘話』)

POINT
  • 全5巻
  • 誰も知らない天才の実像が描かれている。
  • 見開きに最低1つの仰天エピソード

 

2位『寄生獣』

 

空から飛来した正体不明の生物「パラサイト」が、鼻や耳から人間の頭に侵入、脳に寄生し全身を支配してしまう。

主人公の脳を奪う事に失敗し、右手に寄生した“ミギー”との、奇妙な友情と戦い、別れを経験していく物語

メッセージ性が強烈。エンタメとしても一級品。それらもさることながら、今の漫画にはない簡潔さとまとまりのある内容。

結末を知った上で見ると、序盤から物語の核心に迫る伏線が完璧に計算されて仕込まれているのが分かって、何度も楽しめる。30年に一度クラスの傑作

 

f:id:ryocuu:20180719224545j:plain

(出典:『寄生獣』)

POINT
  • 全10巻(新装版)
  • 人間や人間が作っている社会についての深い洞察、考察
  • 大風呂敷を見事に畳んだ漫画史に残る名作

 

1位『セトウツミ』

 

ひたすら二人がキレッキレの会話を川辺の階段でするだけなんだけど、自然と口角が上がってしまう静かな面白さ、言葉の中に高いレベルの会話テクニックが詰まっている、質の高い作品。

ほかのキャラクターも二人の会話を邪魔しない程度に登場し、物語の奥行きを広げていく構成。

高校生が河原で喋っているだけの漫画かと思いきや、最終巻、一気に物語が動き出す。すべての伏線が一気に収束、怒涛の伏線回収されて近年稀に見る文句なしの名作になる

 

f:id:ryocuu:20180710025722j:plain

(出典:『セトウツミ』) 

POINT
  • 全8巻 
  • ただただ川べりで高校生2人がだべってるだけの漫画
  • 完結の8巻はラストに向けて全てを集約した見事な構成