巨人軍マンセー

自伝で読み解く!エジル差別や偏見に晒された末の代表引退!

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このような形での決断は非常に悲しい。今後、日本代表にも違う民族のルーツを持った選手が入ってくることは今後もあり得るし、考える良い機会だと思う。

 

 

ドイツ代表引退を告げるエジルのメッセージ

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今年の5月に、僕はロンドンでトルコのエルドガン大統領と会った。

彼とはじめて会ったのは、2010年にベルリンで行われたドイツ代表vsトルコ代表戦の試合後、メルケル首相と共に会った時のことだよ。

その時以来、僕らは世界のいろんな所で対面を重ねて来た。

そしてそのときの1つの写真が、今メディアでは非常に大きく取り扱われているね。

嘘つきという声も多くあがっている。でもこの写真は、決して政治的な意図があったものではない

 

引用

http://kicker.town/deutschland/2018/07/93206.html

 

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いくつかのドイツの新聞では、僕にあるトルコの背景と、エルドガン大統領との写真を利用する形で、極右化のために政治的な利用目的で使用している。

その他に失望したことは、メディアが二重基準をもっているということ。

最近のことだけど、母校を訪問しようとしたんだ。

そこには僕のチャリティのパートナーと一緒にいく予定で、そこでは移民や貧困といった背景のある子供たちをはじめとして、サッカーをプレーすることや社会のルールを身につけていくための1年間のプロジェクトへの投資を行なっていたんだよ。

でも行く数日前になって、パートナーから僕は突然外れ、彼らは僕と一緒に取り組むことをもう望まなかったんだ

トルコ大統領との写真の影響から、メディアが殺到する恐れがあるというものだった。

正直、それは辛かった。そこの卒業生なのに、僕は求められていない。価値のない人間なんだと感じさせられたよ。

 

引用

エジルからの言葉〜第2章:メディアとスポンサーへの批判 | kicker日本語版

 

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 「ただもっともフラストレーションが溜まったこと。

それはここ数ヶ月間で受けた、誤った扱われ方だ。

特にグリンデル会長。エルドガン大統領との写真撮影後、まずレーヴ代表監督から言われたことは、休暇を短めに切り上げてベルリンに向かうこと。

そこで共同声明を発表して、この問題に終止符を打つように、しっかりとした説明を行うようにということだった。

そしてグリンデル会長へ僕自身のルーツや、写真撮影に応じた理由について説明を試みた際、彼はむしろ自身の政治的見解の方に興味をもち、僕の意見を軽視していた。

 

もレーヴ監督やビアホフ氏が僕をサポートしてくれた。

グリンデル会長や彼の取り巻きたちの見方は、勝つ時は僕はドイツ人で、負ける時は僕が移民だということ。

僕はちゃんとドイツで税金を払って、学校の建設などにも貢献して、2014年にワールドカップで優勝を果たしたというのに、それでも僕はまだ受け入れられていない。

異なる人間として扱われている。

 

友人であるポドルスキやクローゼは、ドイツ・ポーランド人として扱われていない。

なのになぜトルコ系ドイツ人と言うんだい?それはトルコだから?イスラム教徒だから?

それがポイントなんだろう。

トルコ系ドイツ人と言われると、1つの国以上にルーツを持つ人を差別していると感じる。

 

引用

エジルからの言葉〜第3章:連盟会長を辛辣に批判、そして代表引退へ | kicker日本語版

 

彼は元々こうした政治から距離を置こうとしてた選手。

ドイツ代表になった時にトルコでバッシングが起きても自身はドイツ生まれドイツ国民だと言っている人で。今回の大統領とのツーショットで非難されたのは強く失望したと思う。

 

人種差別や偏見に晒されたエジルのルーツ 

軽率ではあったかもしれないけれどトルコのお偉いさんと会った事、代表でスケープゴートとして叩かれ、代表引退に至る経緯が冒頭のくだりと被る事…『メスト・エジル自伝』を読むと色々見えてくる

 

 

シャルケユース時代に味わった不当な扱い

メストは要らない。

子供の頃のサッカー選手としてのキャリアは順風満帆ではなかった。その理由が人種的な背景だ。

極右団体に『書類だけのドイツ人』と呼ばれた事がある。

でもユース選手時代にも『外国人嫌悪』を経験していてそっちの方が傷は深く、僕という人間に影を落とした。

 

トルコかドイツか10代の時に下した国籍問題と、メディアでの扱われ方

メディアや世論は常に2つの選択を迫るドイツか?トルコか?

2つのルーツを持っていようかどちらか一方にだけ絶対の忠誠を誓わなくてはやっていけない。もう一方は切り捨てて省みない。そういう選択を迫られる。

 

自伝にもこのような記載が多々ある。

 

まとめ

『朝鮮半島からの移民で日本代表に選ばれたが,君が代を歌うことは拒み,W杯直前には半島の独裁者と写真に収まる…”日本人”からの反応は想像に難くない。より身近な問題に感じる

エジルがワールドカップで良くなかっただとか、今後呼ぶ、呼ばないだとかはピッチの上の話であって、この一件は非常に根深い場所にある全く別の問題

 

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