『2019』第二次世界大戦、太平洋戦争を描いたおすすめ戦争漫画35選!実話を基にした作品など厳選紹介。

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※2019年3月28日更新!

 

平和な時代だからこそしっかりと見ておきたい、戦争を題材にした漫画。

世界的に有名な作品や、歴史に残る名作も沢山あるこのジャンル。

 

日本人として知っておくべき歴史! 

 

この記事では、私たちが知る必要のある真実が詰まった、史実に基づいた作品から、ファンタジー要素の入った作品まで、幅広く『戦争漫画』を厳選して紹介していきます。

 

 

『卑怯者の島』

 

陛下がご訪問されたペリリュー島玉砕をモデルに、戦争に赴いた普通の青年が葛藤し迷い、極限状態で振れ続ける兵士たちを描いた、戦争漫画としては一つの到達点の作品

 

 「だから人権は大事!」とか「戦争はだめ!」みたいな説教は用意せず、人間が血を流して命を燃やす様を徹底的に無情に描いて、読者を完膚なきまで打ちのめす…

 

勇敢と卑怯さの自責の念に揺れる苦悩が戦時の精神のリアルさを感じる。

 

ラストは、え?え?そうなるの?まじで?という大どんでん返し。衝撃的…。

POINT
  • 戦争賛美でも否定でもない。
  • 戦争の「リアル」を通じて、徹底的に後味の悪さを突きつける

 

『幼女戦記』

 

魔法が一般的に使われる異世界で、戦争に参加させられる中身がおっさんの幼女が、魔法を使い空を舞いながら神を呪いつつ英雄になっていく物語

 

部下の死をも厭わない弱冠9歳が血と泥に塗れた戦場を駆け巡る。

ある人は言う。

「アレは幼女の皮を被った化物です」

地獄へようこそ諸君

 

最初は題名でドン引いて漫画もアニメも避けていたが、蓋を開けてみればカチカチの戦争モノだからそういうのが好きな人にはお勧め。

 

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(出典:『幼女戦記』)
POINT
  • 既刊11巻(2019年2月現在)
  • 幼女が活躍しまくって俺TUEEEEEEってなる話
  • 他者に対する共感能力の欠如したサイコパスが主人公

 

『NeuN』

 

ナチスの独裁下にある1940年のドイツが舞台の漫画。

 

ヒトラー支配下のナチスドイツで、ナチスにより秘密裡につくられたのは、ヒトラーのDNAを持つ13人の子供たち。その9番目の子供を巡る血みどろの物語。

 

内容と絵のタッチの相性、壮大なスケールで描かれる物語に注目

作品としても、ここまでナチスドイツと、ハーケンクロイツが出まくりな漫画は無いのではないか、手塚治虫「アドルフに告ぐ」を彷彿とさせる重厚さのある作品。

 

主人公がどんどん闇に堕ちていく感じの物語が好きな方は、楽しめると思います。

 

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(出典:『NeuN』)
POINT
  • 既刊3巻(2018年9月現在)
  • 高橋ツトムの絵で描かれる、ナチもの
  • ヨーロッパでは間違いなく発禁だろう

 

『凍りの掌シベリア抑留記』

 

第二次世界大戦末期に徴兵され、どんな地獄を生き抜いたか。

終戦後にシベリアに抑留された人の実話

 

食べたいものも食べられず、暖かい寝床もなく、マイナス30度を下回る環境で過酷な強制労働を強いられた記録を、シンプルな画風で淡々と描かれていながらも、語られていく事実がただただ重々しい漫画。

 

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(出典:『凍りの掌シベリア抑留記』)

 

故郷から遠く離れた極寒の地で、いつ帰れるかも分からないまま過酷な労働をさせられていた若者達がいたことを、忘れないためにも多くの人に読んでほしい作品。

POINT
  • 全6巻
  • 作者の父が遭遇したシベリア抑留の回想記。
  • 従来よりひと回り小さいB6サイズなので注意!

 

『Pumpkin Scissors』

 

長い戦争が停戦された後に、戦争がある前提で政治、階級、経済の全てが機能していた帝国で、お祭り部隊と揶揄される『戦災復興』を目的とした、小隊の血と汗の物語

 

テロリストと帝国の幾つもの思惑立場で語られるストーリーは秀逸、それまでの小さな活動が、大きな話の布石になっていく展開が見事すぎる構成

物凄い情報量と、開示されていく伏線、大展開する物語のドライブ感で鳥肌が立つ

 

強くて、温厚で、かなりのワケアリみたいな主人公や、貴族のお嬢様で理想主義者で熱血漢の隊長など魅力的なキャラに加え、極上のお色気描写とギャグが素敵な漫画。 

 

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(出典:『Pumpkin Scissors』)
POINT
  • 既刊21巻(2017年8月現在)
  • 物語の構成とメッセージ性、全巻全ページ名言で構成
  • それぞれの人々がそれぞれの思惑で動き、物語が進む。

 

『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』

 

チェコではこれで歴史が終わったと言われるぐらい凄惨な宗教戦争の話。

 

15世紀、中央ヨーロッパで起こり「宗教改革」の端緒となった「フス戦争」をモチーフに、少女の視点で、史実に基づき凄惨な戦争を描いた物語

 

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(出典:『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』)

 

冒頭から主人公の女の子が、極悪騎士修道士にとっ捕まって“アレ”されるという鬱スタートだが、ヤン・ジシュカ率いる傭兵隊が格好良すぎて痺れる。

 

歴史上初の銃が戦術に用いられたとされる宗教戦争で、携帯火器と、装甲車輌を組み合わせた戦術や、『聖歌隊』の存在が物語のキーになってたり、歴史も学べるマニアックな作品。

POINT
  • 既刊10巻(2018年7月日現在)
  • 「フス戦争」というドマイナーな題材。
  • 女子供の扱いなど、かなり容赦ない描写で描いている

 

『ヒストリエ』

 

古代ギリシアの世界で活躍した実在の人物エウメネスの波乱の生涯を描いている名作

 

奴隷がいるのが当たり前、その人命なんて財産としての価値しかない時代に、実在した人物である、エウメネスの波乱万丈という単語すら生温い人生を、当時の時代背景として描いており、とても残酷な物語

 

2003年に連載開始して14年かけて10巻と進行は遅めだけど、内容は面白すぎて困る。汎用性が高い名言も多い。 

 

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(出典:『ヒストリエ』)
POINT
  • 既刊10巻(2017年3月現在
  • 「寄生獣」の岩明均が描く歴史漫画。
  • 「頭の良い主人公」が好きな方は是非。。

 

『鉄腕ガール』

 

敗戦後直後の日本で、女子プロ野球で日本を明るく照らした女性の一生を描いた物語

 

主人公がカリスマ性のある女性で、唯一アメリカに対して野球を通してぶっこんで行く生き様を描いており、マンガのヒロインの中で断トツで魅力がある。

強さと弱さ兼ね備えた魅力的女性像にも感服。漫画の可能性を感じる名作。

 

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(出典:『 鉄腕ガール』)

 

アメリカが単なる悪役ではなく、その巨大さ・強さ・凄さがよく描かれている分、挑戦者としての日本人・女性の逞しさが際立つ。

 

マッカーサーと対談、史上最大の賭け野球、アメリカ一打席勝負。スケールデカすぎ!熾烈な戦いと壮烈な愛に生きた、敗戦国の太陽になろうとした女の人生劇

 

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(出典:『 鉄腕ガール』)
POINT
  • 全9巻 
  • 終戦直後の女子プロ野球を題材
  • 主人公のむちゃくちゃカッコイイ生き様に感服。 

 

『ドリフターズ』

 

「fateっぽい、厨二」設定だけでそそる、異世界バトル漫画

 

エルフ、ドワーフ、ドラゴンのいるおなじみのファンタジー界に、織田信長、鬼島津、ハンニバルなどの偉人たちが異世界に飛ばされて、ドリームチームを結成するお話。

 

「世界中のやべえ奴らが時代、国を越えて一堂に会したらどうなるか?」という誰しもが子供の時にした妄想を、この作品は具現してくれている

 

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(出典:『ドリフターズ』)

 

「廃棄物」たるジャンヌ・ダルク。豊久の豪傑ぶり、織田信長のたくらみ。

歴史上の人物たちを次々とぶちこんでくる怒涛の展開に、これからどんな物語が生まれるか皆目見当がつかない、この勢いがたまらない作品。

POINT
  • 既刊6巻(2018年11月現在)
  • 聖杯戦争✕異世界転生といういわばオタクの夢みたいな物語
  • 黒を活かした独特の絵柄盗作台詞回し

 

『魔法少女プリティ☆ベル』

 

この漫画の主人公は、ガチムチボディビルダーのおっさん

 

ビルダーが魔法少女になるというどう考えても一発ネタな内容ながら、国対国の戦争の話になったり、地上対天界の話になったりで割と本気の戦争漫画に昇華していく。

 

エロもグロも頻繁にあるし、戦争なので当然政治も絡んでくる

かなり人を選ぶが、作者の経済論や政治論、風刺などが非常に面白いしためになる。

 

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(出典:『魔法少女プリティ☆ベル』)
POINT
  • 既刊24巻(2018年2月現在)
  • 35歳のボディービルダーが魔法少女として戦う。
  • 表紙詐欺とは正にこの作品のこと

 

『最終兵器彼女』

 

とんでもなく終末観溢れる、世界最後のラブストーリー。

 

戦争勃発中の世界で、彼女が兵器化され、戦場に駆り出される女の子と、その彼氏の宇宙一切ないラブストーリー…。というとんでも展開

 

なぜヒロインは兵器になったのか?、ヒロインの他に兵器はいるのか?、なんで戦争してるのか?、どうして地球がぶっ壊れるのか?とかそういう背景を一切説明しない。

細けーこったいいんだよ!重要なのは恋愛だ!って感じの作品

 

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(出典:『最終兵器彼女』)

 

第一話のほのぼのラブコメ展開からの札幌空襲彼女兵器化の絶望感1巻終盤でのすれ違いによる大絶望感…是非読んでみてください。

POINT
  • 全7巻+外伝1巻
  • 少しだけ見えた希望や理想が粉々になる
  • 激激激激激激鬱漫画

 

『狼の口 ヴォルフスムント』

 

ハプスブルク家の侵攻から独立を勝ち取った流血のスイス誕生の歴史が舞台

誇張はあるが、リアルな中世の攻城戦を描いた素晴らしい作品

 

平たく言ってしまえば、中世ヨーロッパを舞台にした関所破りのお話で、密行者だとバレたら死ぬ。死にまくる。もりもり死ぬ。非常にキツいお話

 

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(出典:『狼の口 ヴォルフスムント』)

 

騎士vs農民、圧倒的支配に弱者の反乱から攻・籠城・追撃戦まで揃えており

頭から最後まで、息継ぎない殺戮と虐殺、殺戮と虐殺で、「自由」のために戦う人が無残に死んでゆく場面が多いが、想いは受け継がれてゆく…

 

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(出典:『狼の口 ヴォルフスムント』)
POINT
  • 全8巻
  • スイス独立の史実をもとにしたレジスタンスと権力者の争い 
  • 救いなさすぎて辛い、激しく欝になる

 

『GROUNDLESS』

 

とある動乱の島国での政府軍vs反乱軍の内戦を描いたお話

夫と娘失い、左目を潰された主人公ソフィアが、伝説級のスナイパーとなり、復讐に向かい人を撃ち抜きまくる物語

 

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(出典:『GROUNDLESS』) 

 

一流の軍隊による一流の作戦ではなく、登場人物のほぼ全員が能力的に高くない訓練不足で覚悟無しの自警団部隊。決してヒーローではないキャラ達の生き様が魅力

 

小規模な地域紛争を、特に夜戦の描写など、ヒリヒリする小規模戦闘を解りやすく、リアルに描いてる。一個人一生活視点の群像劇で描くという挑戦的な作品

POINT
  • 既刊7巻(2018年7月現在)
  • 異様なほど緻密な作戦地図や、軍事用語、戦況の描写が描かれている
  • 敵側の視点、戦闘描写と心理描写どちらも濃密。

 

『ゼロセン』

 

太平洋戦争時に雪山で氷づけ状態になってた海軍中尉が、現代によみがえって、不良高校の教師になり、生徒をたたき直すというヤンキー先生物語。

 

設定やストーリーは王道、熱いシーンあり、ギャグありと気軽に読める

『カメレオン』『ジゴロ次五郎』作者加瀬 あつしの作品。

POINT
  • 全8巻
  • 加瀬流でハチャメチャだけど絵が上手い

 

『狂四郎2030』

 

遺伝子的に犯罪因子を含む人間を隔離して矯正したり、強制労働させたり、ガッチガチに管理されたディストピアな世界で、主人公が電脳世界で知り合った恋人に会おうと命がけの旅に出るお話

 

カレー喰って嘔吐ガスに耐える訓練の話が有名だけど、悲しい過去を背負ったキャラがドバドバ涙を流す描写、エロもグロも残酷も下品もてんこ盛りの作品。

 

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(出典:『狂四郎2030』)

 

徳弘先生の作品は薦めたいのに薦めづらい。

ただし読みだしたら止まらないし、精神攻撃がえぐい。

1話目からきついし地獄を見るし…心揺さぶられる。

 

絵柄とギャグとキャラと下ネタと世界観とだいたいが『癖』で構成されているのにも関わらず、魅力に溢れた漫画。人にはおすすめできないが凄い作品。

 

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(出典:『狂四郎2030』)
POINT
  • 全20巻 
  • 名作だけど絵柄の癖とエログロで全然人に勧められない

 

『特攻の島』

 

人間魚雷の回天隊に志願する若者と、取り巻く人々の心の葛藤と、死が突き刺さる作品

 

主人公は回天が兵器として全く役に立たないことを知っているし、守るべきものも勝利への期待もない。そんな中「人間魚雷(自殺)」に意味を見出そうとする。

 

なぜ回天は作られたか、なぜ何のために志願したのか…

当時の日本人の男性が背負っている業や、覚悟や、恐怖や、仕事への悲壮感などを、時代をさかのぼって感じとれる作品。

 

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(出典:『特攻の島』)

 

生まれてきた意味と死んでいく意味。

「もしも戦争がなかったら、もしもこの時代に生まれてなかったら、もしも男に生まれなかったら「わずか70年前、戦争は日常だった」

POINT
  • 全9巻
  • 海の特攻隊を軸に展開される若者達の物語

 

『ペリリュー─楽園のゲルニカ』

 

戦争末期、日米両軍が多数の犠牲者を出した悲惨なペリリュー島での戦いを、カワイイ絵柄でリアルに綴る。時間を稼ぐために死ぬことを求められた個人たちの物語。

 

戦闘能力のない功績係の兵士の視点から描いており、あまりに凄惨な戦場で精神が錯乱したアメリカ兵や、日本兵が実際に行ったとされる残忍な処刑など…

 

可愛いキャラクターと、深く重い内容とのギャップが戦争の悲惨さを際立たせており、戦争を知らない世代が、戦争の現実を知ることができる貴重な作品。

 

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(出典:『ペリリュー─楽園のゲルニカ』)
POINT
  • 全5巻
  • 可愛い絵柄と残酷な表現で語られる戦争のリアル

 

『ディエンビエンフー』

 

ベトナム戦争を舞台に従軍カメラマンの少年と、ゲリラの少女の交流を描いた作品。

 

この二人は、1973年で共に爆死しており、自らが死んでしまったことと、最初からバッドエンドであることが告げられている。

 

可愛い絵柄だけど、ガンガン人死ぬし、腕飛んだりバラバラになったりするので、苦手な人は、注意が必要。

 

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(出典:『ディエンビエンフー』)
POINT
  • 全12巻
  • キュートな絵柄で凄惨なベトナム戦争を描く作品。
  • 絵柄と内容のグロテスクさのギャップに驚く

 

『靴ずれ戦線』

 

聖人や妖精や魔女などを上手く物語に取り入れて、二次大戦時ロシア・ドイツの独ソ戦を魔女見習いの少女が引っ掻き回す…という雰囲気で物語が進む

 

ファンタジーを絡ませながら、ロシアの素朴さ、雄大さ、田舎っぽさ、第二次世界大戦へと連なる歴史、戦争の暗さと虚無と、人生の滑稽さ愉快さを全2巻で描いている。

POINT
  • 全2巻
  • 魔女や様々な怪異たちの出てくる戦記ファンタジー

 

『風の谷のナウシカ』

 

小学生で初鑑賞。何度も観ているのに毎回見入ってしまうメッセージ性の強い作品

 

この映画の出現はその後の映画界/アニメ界を大きく変えたという点で重要ですが、漫画の原作は映画の百倍奥深く魅力的

 

映画は漫画の2巻途中までで、全体の3割くらいしか描かれていない。

その後は帝国同士の戦争、ナウシカによる大殺戮などで、バイオレンス描写あり、国家間の慢性的な戦争、民族差別、王家の醜い権力争い、人間たちの呪われた運命等

なかなかハードな内容となっている。

POINT
  • 全7巻
  • 漫画版を読むとより一層宮崎駿の凄さがわかります。

 

『マージナル・オペレーション』

 

「30歳のニートである主人公が民間軍事会社に就職し,戦術オペレーターとして戦場で軍事的才能を開花させていく……」物語

 

主人公が指揮官って言うのが新しくて面白い設定。

主人公が、なんとなく戦争に巻き込まれて才能を発揮して行く1巻、少年兵に衝撃を受けつつ、より大きな流れに巻き込まれていく2, 3巻と順当に面白い。

 

戦争の現実との葛藤に苦しみつつも主人公が成長し、有能な指揮官になってく感じが魅力的。ヨルムンガンドの漫画が好きだった人はハマる。

 

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(出典:『マージナル・オペレーション』)
POINT
  • 既刊11巻(2018年8月現在)
  • 元ニートの軍事指揮官、率いるのは少年兵3000人
  • 厨二なテーマに加え、今時らしいメッセージ性も兼備

 

『アルキメデスの大戦』

 

1933年当時、航空戦力重視の中、東京帝国大学の数学の超天才が海軍に乗り込み、腐敗した軍部を数学の力によって改革していくというマニアックな作品。

 

山本五十六が航空戦艦を造るために、若い天才数学家を引き込んで、異常に安い、戦艦大和の偽装された建造費を数学を使って暴く…という展開。

 

主人公は反対派の比較的リベラルな若い天才数学者。でも普通なら建造推進派を悪者として書くところ、けして悪役にせずに推進派の熱意もちゃんと描くところが面白い。

 

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(出典:『アルキメデスの大戦』)
POINT
  • 既刊11巻(2018年8月現在
  • 2019年夏に実写映画化予定
  • 参謀のような人物が主人公、階級は少佐

 

『この世界の片隅に』

 

昭和18年、広島県呉市に嫁いだすずさん(18歳)とその一家の終戦までの日常のお話。

 

第二次世界大戦末期の日本が舞台なので勿論、重い内容も含まれているが、あくまでも戦火の中でもたくましく生きる一般人の日常生活がメインに描かれている。

 

日常のソフトな絵柄に無数の殺伐とした戦闘機、スズさんの穏やかな日常を間接的に奪っていく、それでも日常を守りたい。このバランスが上手にマッチしている。

 

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(出典:『この世界の片隅に』)

 

戦時中の日本、しかも広島の物語だが笑いに包まれている。

既成概念を破壊され「感動という単純な言葉では言い表せない余韻」が残る作品。

何を書いても安い感想文になりますので、ご一読をおすすめします。

POINT
  • 全3巻
  • 史実に基づいた、戦前〜戦後までを生き抜いた「すずさん」のお話

 

『将国のアルタイル』

 

戦争によって故郷と母親を失い、もう二度と戦争を起こしたくないという思いで、最年少で将軍になった主人公が、あらゆる手段で戦争の締結のため奮闘をしていく戦記モノ

 

政治的駆引き、国の成り立ちと生存戦略。政治と交渉術の駆け引き。

肉弾戦から知能、経済戦争と、およそ戦いといえるあらゆる闘争が展開される。

 

失敗したり裏切られたり犠牲を出したりしながらも、利用できるものは全て利用してギリギリで逆転するところが魅力。

 

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(出典:『将国のアルタイル』)
POINT
  • 既刊20巻(2017年12月現在
  • 軍国との衝突を戦略でかわしていく
  • 色んな国に行くから色んな町並み・民族衣装・食が見れる

 

『皇国の守護者』

 

明治時代頃の日本的な"皇国"と西洋っぽい"帝国"の間の架空戦記物語。

 

皇国(日本がモデルの国)の北海道に帝国(ロシアがモデルの国)の軍隊、日露戦争を彷彿とさせる描写が随所に見られる漫画

 

科学技術や生態系が異なる独自の世界観など、色々内容てんこ盛りの作品なのだが、「サーベルタイガーと共闘するファンタジー要素ありの戦争漫画」ってワードに惹かれる人は読んでみるべし。

 

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(出典:『皇国の守護者』)
POINT
  • 第9巻、作者死去のため未完
  • 龍と人が共存する世界、サーベルタイガーも軍用猫として戦う
  • 完全無欠にほど遠い屈折した主人公の人間臭さが魅力。

 

『Cat Shit One』

 

ウサギや熊といった動物の兵士が、ベトナム戦争や湾岸戦争といった戦場で戦いを繰り広げる物語

 

この作品の特徴は、登場人物が全員シルバニアファミリーめいた動物であること点、マスコット的な見た目の主人公達が、ベトナム戦争の凄惨な戦場を駆ける

  • ウサギ=アメリカ人
  • ネコ=ベトナム人
  • 豚=フランス人
  • 猿=日本人
  • 熊=ロシア人

と主要キャラの全てが、ある由来を元に登場人物を全て動物に例えて登場する。

 

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(出典:『Cat Shit One』)
POINT
  • 全4巻
  • 泥沼化したベトナム戦争がよくわかる教材としても有能

 

『あとかたの街』

 

名古屋出身の漫画家おざわゆきさんが、ご自身のお母様の体験をもとに、戦争に翻弄される日々を10代の少女の目を通して描いた作品

 

第二次大戦末期、名古屋は大空襲に。大切なの生命を奪い、人生を破壊する戦争が、普通の家族の日常生活に入り込んでくる。その残酷さ、悲しさが胸に迫ってきます。 

 

一方で、一室に固まった少女たちの上を、焼夷弾が直撃して、身体が吹き飛ばされる描写など、精神的にだいぶくる作品なので注意が必要。

 

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(出典:『あとかたの街』)

 

「あとかたの街」と「凍りの掌 シベリア抑留記」は、かつての戦争で残された人々と、前線に駆り出された人々の運命を描いた、コインの裏表のような作品です。

POINT
  • 全5巻
  • 12歳の少女の視点から、名古屋の空襲を描いた作品
  • 多感な少女の目で見つめた戦争のむごさが胸に迫る

 

『アドルフに告ぐ』

 

ヒトラーはじめ3人のアドルフを軸に描く戦争の物語。

登場する三人のアドルフの一人は、神戸でパン屋を営む亡命ユダヤ人の息子。

もう一人のアドルフはもちろんアドルフ・ヒトラー。

 

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(出典:『アドルフに告ぐ』)

 

主人公がドン底に落ちて、ちょっと希望チラつかせ、再び地獄に叩き落されるコンボ

 

ナチスだろうと、日本の陸軍将校だらうと、そしてヒトラーだろうと徹底的に「人間」として描く、手塚治虫一流のヒューマニズムと戦争観が凝縮された作品。

POINT
  • 5巻完結
  • 伏線だらけ、タイトルまでも伏線、最終巻で一気にくる。
  • 人種差別、愛、友情が複雑に絡む手塚治虫の作品

 

『ヨルムンガンド』

 

武器商人の少女ココと、戦争で両親を亡くし武器を恨む少年兵ヨナ、少数精鋭の武器商人チームを中心に、戦場各地を渡り歩いてビジネスをする物語

 

個性豊かで癖のある、頼もしい仲間たちと共に、軍、暗殺者、テロリストと殺し合う。

戦争紛争内乱すべてをあくまで「ビジネス」の視点で見てる作品

 

登場人物、どのキャラクターにも人生において、親子関係・忘れられない過去・弱さがあり、それを深く掘り下げる事で物語に感情移入しやすくなくなっている

 

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(出典:『ヨルムンガンド』)
POINT
  • 全11巻
  • 不意に出る言葉は戦争や平和の本質を射抜いているよう。
  • ガンアクション漫画を挙げる時には外せない一作
 

『かつて神だった獣たちへ』

 

戦争に勝利するため禁忌の技術で獣の姿となり、英雄となった兵士たち『擬神兵』が、人々から蔑まれ、石を投げられ、戦後も人に戻れず、差別される兵士たちの物語。

 

忌み嫌われた結果、人を憎み、擬神兵を殺しに回る「獣狩り」と、擬神兵だった父を殺され『父の仇』である彼に同行する少女の旅が描かれた作品

 

厨二設定がツボすぎる。力を求めるあまり人外になったり、自分自身が畏怖の対象になったりする展開、その設定が尊い。

 

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(出典:『かつて神だった獣たちへ』)
POINT
  • 既刊7巻(2018年3月現在)
  • 設定の割りに重いダークファンタジーではない。
  • 王道的な話でサクサクとストーリーが進んでいく
 

『All You Need Is Kill』

 

タイムリープ能力を得たへっぴり腰の主人公が「ギタイ」と呼ばれる化物と戦うお話。

 

主人公が敵性宇宙生命体との戦闘の最中に、タイムリープ能力に目覚めて、元タイムリープ能力者と、『死』を繰り返しながら強くなっていく物語

 

死んだら強くてニューゲームを繰り返すけど、勿論回りは知らないって状況を、異世界転生で描いた『マリオ』みたいな作品

ハリウッドで実写化もされている。

 

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(出典:『All You Need Is Kill』) 
POINT
  • 全2巻
  • 出撃。戦死。出撃。戦死。死すら日常になる毎日
  • デスノートで有名な小畑健先生が絵を付けてるから質が高い。
 

『redEyes』

 

戦友と部下に裏切られ、戦犯として故国から見棄てられた特殊精鋭部隊(8名)の隊長が、裏切った部隊員に復讐するという架空戦争物語 

 

主人公は濡れ衣を着せられ死刑にされかけるが、異名がつくほどの技量の持ち主故

一番の見せ場は超人的な格闘、元特殊部隊の最強主人公が化け物みたいに強く、並み居るエース達をバッタバッタと倒して回るお礼参りから始まる作品。

 

雑誌連載もしてない超マイナーな漫画だけど、戦争漫画やパワードスーツが好きな人にオススメ。

 

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(出典:『redEyes』)
POINT
  • 復讐者系主人公。頭おかしいレベルで強い。
  • 既刊22巻(2017年11月時点) 
  • パワードスーツを装備した男共がドンパチ殺り合う男臭い漫画
 

『昭和天皇物語』

 

マッカーサーに「戦争の全責任を負う」旨を発言し、衝撃と感動を与えた昭和天皇。

太平洋戦争に深く関わり、戦後復興の道筋を照らした、激動の人生を描いた作品。

 

大義を果たすために己の身を削る教育係や教師、その教えを受け成長していき、彼だけが抱える葛藤と苦悩する姿が描かれている。

 

「人に命を捧げられても恥じないものになろう。」多感な時期にこんな事を思う青年。

話が進むにつれ強くなる緊迫感にどんどん飲み込まれていく一冊

POINT
  • 既刊2巻(2018年3月日現在)
  • 激動の昭和の象徴となる男の人生

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

もし、このエントリーを読んで少しでも紹介した作品に興味を持っていただけたら、これ以上嬉しい事はありません。

 

本記事は随時更新中なので、また面白い作品があったら追加します。お楽しみに!