巨人軍マンセー

日本人は野球後進国になぜ「五輪」が必要不可欠なのか理解するべき

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五輪とはマイナー競技の祭典

 

オリンピックは単なるスポーツの大会ではなく、世界中の人々が注目する巨大イベントであり、開催国にとっては国のメンツをかけたデモンストレーションの場にもなっている。

 

企業にとっての絶好のプロモーションの場としての位置づけも大きく増していく中でナショナリズムの発露や、商業化の拡大に対する批判もある。

 

フランスのピエール・ド・クーベルタン男爵が、古代ギリシャのオリンピアの祭典にインスピレーションを得て開催を提唱したものであり、1896年にギリシャのアテネで第1回大会が開催された。

 

第1回大会は参加者はすべて男性(245名)であり、開催期間は1週間、参加国は14カ国にすぎなかった。

 

オリンピックの規模は拡大基調を描き、2016年リオデジャネイロオリンピックでは参加国・地域数 206国 参加人数 11,237人に達している。

 

放映権料もうなぎ登りで、国際オリンピック委員会(IOC)によると、日本円で3000億円に達すると言う。

 

2006年のトリノ冬季オリンピックと2008年の北京夏季オリンピックの合計が25億ドル程度「商業五輪のさきがけ」と言われているロサンゼルス夏季オリンピックが3億ドル弱だったことから考えても、その増加ぶりには目を見張るものがある。

 

それだけ世界中で視聴者が増え(現在は220を超える国、地域で放映されている)、かつ関心が高まっていることの証と言えよう。

 

オリンピックの歴史を語る上で忘れてはならないのは、アマチュアリズムとプロ選手の参加の問題である。

 

実は、第1回のアテネ大会時には厳格なアマチュア規定は存在しなかった。

 

クーベルタン男爵がアマチュアリズムに傾倒し、その徹底が叫ばれるようになっていく。

 

一時は学校の体育教師すら「スポーツでお金を稼いでいる人間」として参加資格がなかったほどである

 

アマチュア規定は1914年に起草されたオリンピック憲章にも盛り込まれ、長らくオリンピックの基本精神の1つとなっていた。

 

アマチュアリズムに拘った最後のIOC会長は、1952年から72年まで会長を務めたアメリカ人、アベリー・ブランデージである。

 

彼の事を少し補足すると、親ナチス的・ 反ユダヤ的な態度、あるいは人種主義的とも取れる言動は、たびたび論争の的になり、オリンピックはあくまでアマチュアの祭典であるべきとして、いかなる形であれオリンピックにプロフェッショナリズムが持ち込まれることに強く反対し、プロ選手の参加を任期終了まで頑なに認めなかった。

 

あるスキー選手が用具メーカーから金銭を得ているとして参加資格を剥奪した事件などが有名だ。

 

 

冬季札幌オリンピックでオーストリアのカール・シュランツが、プロであるとの理由で競技から排除された事件がある。また、1968年の夏季メキシコシティオリンピックでは、トミー・スミスとジョン・カーロスがメダル授与式において、ブラックパワー運動への賛意として拳を突き上げるパフォーマンスを行った。これに対してブランデージは、両選手を選手村から追放し、出場停止処分とした

 

 

しかし、ブランデージの考え方は、70年代にはすでに「化石」扱いされていたのが実情である、次第にスポーツ界からも、また他のIOCメンバーからも賛同を得られなくなっていった。

 

その大きな理由として、皮肉にも社会主義国家の選手が、実質的にはスポーツで生計を立てているプロ選手であるにもかかわらず、「社会主義ゆえプロは存在しない」という理屈でオリンピックに参加し、好成績を上げていたという事情がある。

 

また、過度にアマチュアリズムに拘ることは、どうしても競技のレベルに蓋をしてしまう事になる。

 

アスリートとて生活者である。オリンピックレベルで戦うには生活のかなりの部分を練習や試合に割く必要がある。

 

そこで金銭的対価を得てはならないという制約は、かえってオリンピックが本来持つ「より速く、より高く、より強く」という精神に適わないのでは、という声も大きかったのである。

 

こうした声もあって、ブランデージがIOC会長を退いた1974年、アマチュア規定はオリンピック憲章から削除され、プロ参加の道が開かれた。オリンピックのあり方を変えた大きな変化と言える。

 

 

野球の国際大会

 

2017年大会のWBC観客動員は108万6000人余りと

 

初めて100万人を超えて2013年の前回大会より23%増え、過去最多となり、MLB選手会理事は「選手の名前を挙げることはできないが、大会が始まるや否や、1次ラウンドの途中から私の電話は鳴り始めた。(多くのスーパースターが)参加すべきだったんじゃないかと考え始めたのだろう。驚きではなかったよ。胸に母国の名を刻んでのプレーは特別なんだ」と

 

MLBの選手からアプローチがあった事を明かし野球ファンとして4年後の大会に向けて早くもワクワクしている僕ですが。

 

 

 

野球五輪の存在意義

 

野球の国際大会と言えば「プレミア12」「WBC」があるだけに野球に興味のない方、もしくは国際野球に関心のない方は、五輪の必要性をいまいち理解していなくても仕方ないと思う

 

日本の野球ファンの野球五輪に対して意欲的でない理由は察するに「大物選手に多数辞退者が出る」「シーズン中なので邪魔」大体こんな理由だろう

 

ではなぜ五輪に「野球」が必要かというと国から助成金(強化費用)が出る!

 

これにつきる、この国からの助成金は「野球後進国」にとって命綱で、後進国はそれを元手とし、若手選手の育成や球場の整備に投資をし競技の強化を計る。

 

実際 五輪から野球競技が外れ自国のリーグが「無」に等しくなった国がいくつかある。

 

WBCは招待国しか参加できないため、現状野球後進国の野球発展に、より直接的に関与する国際大会が五輪以外なく、少しでもいい環境で野球やってほしいという理由で五輪種目追加には、ずっと賛成だった。

 

「大物選手に多数辞退者が出る」「シーズン中なので邪魔」こんな視野の狭い意見は、日本の事しか考えておらず幼稚である

 

野球後進国目線で見ると五輪に野球競技が復活する事には大きな意味がある、というよりなくてはならないものなのである。

 

日本がやった五輪追加種目に追加しよう運動のCMでは、野球のレジェンドOBやお笑い芸人や俳優、乃木坂や女優の方まで使い宣伝していたが、肝心の野球五輪の存在意義を日本の野球界はまるで認識できていないように見えた。

 

要するに自国のことしか見ておらず後進国をガン無視し、お国自慢をする為にねじ込みたいだけ「ニッポン人カッケェーだろ」的な

 

 

野球五輪東京大会の本戦出場枠は6枠だ、北京五輪予選には約60ヶ国が出てる、本戦6枠では予選参加を辞退する国が増え東京五輪では半分くらいに減るかもしれない

 

これでは、後進国が助成金によって潤う環境は望めない、本来のの意義を見失いアフォなニッポン人が日本の野球スゲーでホルホルするだけの惨めな大会になる。

 

これはいけない。野球は世界的に見ればマイナーな球技、野球先進国の人間として・いち野球ファンとしてしっかり後進国の目線に立って考えるべきだと思う。

 

 

余談ではあるが、国際大会に否定的な意見を持っている人を少なからず見るが「WBC自体必要ない」とか「五輪は無意味」だとかその理由は様々だろうが主に「本気じゃない」的な意見を目にすると思うんだよ

 

知識が薄い

有名選手に辞退者が出る

知らない選手がいると格下扱い

やる気が無い

 

要はこういうことだろう。

 

各国の代表選手はそれぞれが国の名前を背負って最強の国を決めるために戦っている、これは口で言えるほど軽いものじゃない、国際大会を批判するのは構わないが参加してる選手がどんな覚悟でプレーしているのか理解しようとしてみる事から始めてみるべきだと思う

 

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五輪2024年夏季五輪の開催都市はパリ、28年大会はロサンゼルス2都市

 

 そのロサンゼルスの前にパリが入った。働きかけはこれからだが、IOC理事で、WBSCのカルシュミット副会長は3大会連続で残る好機とみる。「五輪では継続性が大事で、みんな分かっていると思う。誰も穴をつくりたくない」

 フランスは、WBSCのランキングで男子野球、女子ソフトボールともに現在24位(14日現在)。しかし、フラッカリ会長は「パリで世界最高の大会を開く準備は整った。フランス代表チームの強化も手伝っていきたい」と成長ぶりを感じていた。欧州野球を題材とした雑誌「EBM」などによると、パリ市内にフランス代表の強化拠点となる施設をつくる構想もある。

 

 

 

www.joc.or.jp

 

 

オリンピック憲章 Olympic Charter 1996年版

 

根本原則

 

1 近代オリンピズムの生みの親はピエール・ド・クーベルタンであった。氏の提案にもとづいて、1894年6月、パリ国際アスレチック会議が開催された。

 

国際オリンピック委員会(IOC)が発足したのは1894年6月23日であった。1994年8月の第12回総会はオリンピック百周年に当たり、「Congress of Unity」をテーマにパリで開催された。

 

2 オリンピズムは、肉体と意志と知性の資質を高揚させ、均衡のとれた全人のなかにこれを結合させることを目ざす人生哲学である。

オリンピズムが求めるのは、文化や教育とスポーツを一体にし、努力のうちに見出されるよろこび、よい手本となる教育的価値、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重などをもとにした生き方の創造である。

 

3 オリンピズムの目標は、あらゆる場でスポーツを人間の調和のとれた発育に役立てることにある。

 

またその目的は、人間の尊厳を保つことに重きを置く平和な社会の確立を奨励することにある。この趣意において、オリンピック・ムーブメントは単独または他組織の協力により、その行使し得る手段の範囲内で平和を推進する活動に従事する。

 

4 IOCが率いるオリンピック・ムーブメントは、近代オリンピズムにその端を発している。

 

5 オリンピック・ムーブメントは、最高機関IOCのもとで、各種組織、競技者、その他の人たちを統括する。

彼らは、オリンピック憲章によって導かれることに同意した人々である。

オリンピック・ムーブメントに帰属するための基準は、IOCによって承認される。

スポーツの組織および管理は、IOCが承認する独立のスポーツ団体により監督されなければならない。

6 オリンピック・ムーブメントの目的は、いかなる差別をも伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあうオリンピック精神に基づいて行なわれるスポーツを通して青少年を教育することにより、平和でよりよい世界をつくることに貢献することにある。

 

7 オリンピック・ムーブメントの活動は、結び合う5つの輪に象徴されるとおり普遍且つ恒久であり、五大陸にまたがるものである。

その頂点に立つのが世界中の競技者を一堂にあつめて開催される偉大なスポーツの祭典、オリンピック競技大会である。

 

8 スポーツの実践はひとつの人権である。何人もその求めるところに従ってスポーツを行う可能性を持たなければならない。

 

9 オリンピック憲章は、IOCが採択した基本原則、規則および細則を成文化したものであり、オリンピック・ムーブメントの組織および運営を統括し、オリンピック競技大会開催のための諸条件を規定するものである。

 

 

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